「あー、団子食べたいなー」その思いを叶えるため、おぬまは試行錯誤を繰り返すが、いまだに団子は手に入らない。車では駐車場の問題があるため、自転車で再び行ってみることにするが・・・
自転車で再挑戦
先週の土曜日、午前11時すぎ、「桃太郎本舗 糸島」を目指して、僕は自転車で家を出発しました。
天気は良く、少し暑いくらいでした。
二丈の目的地までは自転車で20分。
海から吹いてくる風を切って、おぬまは走り続けました。
「営業中」のようだが・・・
目的地に着くと、もう汗だく。
「たしか・・・ここだな」
普通の民家に見えますが、旗は立っているし、「営業中」の看板も出ているし、
桃太郎本舗に間違いありません。
ところが、少し息を整えて店内に入ろうとすると、なんと鍵がかかっています。
「ガチャガチャ・・・」「ワンワン! ワン!」
「あれ・・・」
ドアにつけられた窓から中をのぞくと、小さな犬が必死で僕に向かって吠えていました。
「おかしいな。団子を買いに来ただけなのに」
おかしいな
「うーん、困ったな・・・そうだ、このインターフォン押してみよう」
「ピンポーン」「・・・」
~5分後~
「もう一回押すか」「ピンポーン」「・・・」
何度ピンポンを押しても人間の応答はなく、
あるのはただ犬の吠える声のみ。
「おーい」「すみませーん」「ここじゃないのかな? あれ?」
いろいろと言いながら歩き回っていたら、近隣の住民らしき人に疑わしい目で見られ「う・・・」
電話してみると
どうも、店の中には人気がありません(イヌ気はあるが・・・)
このまま帰るのもしゃくなので、家族に「開いてなさそう」とLINEした後で電話をかけてみました。
桃太郎「はい、こちら桃太郎本舗でございます」
おぬま「すみません、今日って営業中って看板出てるんですけどお店開いてますか?」
桃太郎「ええと・・・石丸の本店でしょうか?」
おぬま「いや糸島です」
桃太郎「すみません、糸島は土日はやってないんですよ、最近。『福ふくの里』というところに出店してるのと、石丸本店(西区福重)は開いてるんですが・・・」
おぬま「なるほど、ありがとうございます」
「福ふくの里」は、その場所から自転車で35分。体が疲れていたので、一旦家に帰ることに。
書き換えられた情報
家に戻ると、お父さんも桃太郎本舗に電話をかけていたらしく、
「糸島店は土日はやっていないらしい」
僕は「なんでだろうね。朝Googleマップで見たときは土日も営業中になってたのに・・・」
と言いながら再びGoogleマップで営業時間を見ると、
なんと土日が「営業時間外」に変えられていたのみならず、
ついでに月曜日も店休日に書き換えられており、
「桃太郎本舗 糸島」は、木・金曜日の週2日のみ営業するお店になっていました。
「朝見たときと、情報が全然違う!!」
週2日営業って・・・メロンパン専門店の「カシェット」かよ!!
あとでもう一度Googleマップで「桃太郎本舗 糸島」と調べると、下の写真のような記事が上がっていました。

よろしく~
昼ご飯を食べると、家族で少し話し合いました。
「どうする? 車で行く?」
「福ふくの里と、福重にある本店のどっちにいく?」
「福重よりは二丈にある福ふくの里の方が近いけど・・・あの辺は海水浴客で混んでそうだしナー」
「売ってるかわからないけど、伊都菜彩行くから、あったらついでに買ってくるね」
とりあえず長時間炎天下で走り回っていた僕は家で留守番することになり、
代わりにお父さんとお母さんと弟が、きびだんごを探しに行ってくれることになりました。
「じゃあ、ヨロシク~」
わーい!!
数時間後、出かけていた家族が帰ってきました。
「桃太郎本舗の人は電話で『福ふくの里で出店してる』としか言ってなかったけど、伊都菜彩にも売ってたよ!」
「えー、ありがとう! わーい!!」

おそらく初めて食べた、本格的なきび団子。
もちもちしていて、とっても美味! 塩味が多めのきな粉も、きび団子によく合っていました。
「おいし~い!」
お母さんが「今日は何が何でもきび団子を食べる日だったんだろうねー」
たしかにこの日は、見えない何かに引き寄せられるようにして、きび団子に出会った気分でした。
それはともかく、こうして僕の「きび団子を追いかける旅」はハッピーエンドを迎えました。
おわりに
伊都菜彩に売っていたものは、3本入りで310円でしたが、
桃太郎本舗で買えば、1本80円で手に入ります。
さらに、福重にある本店では1回200円でくじ引きをやっているらしく、
1等はきび団子が10本ももらえるみたいです!
そのくじ引きはハズレでも2本は団子がもらえるようで、口コミを見ると『くじを引いた方がお得です」というコメントが多くみられました。
今度は、今回自転車で行った糸島の桃太郎本舗や、福重の本店にも行ってみたいです!