食べに行くしかない!!
昨日、僕は母と妹の3人で、糸島市野北にある「HINODE」というお店までドライブに行ってみた。
近頃は週に3回くらいの割合で車を運転しているので、野北までの田舎道は、気軽なドライブに最適だった。
当初は近所にオープンしたカフェに昼食を食べに行くつもりだったが、出がけに糸島のグルメマップのようなものを見て、考えが変わった。
パラパラとページをめくっていると、「HINODE」という店の「ヤミーチキンプレート」というご飯の写真が目についた。ハーブとヨーグルトで漬け込んだチキンに、玄米と糸島野菜を使っているという。
「これは、食べに行くしかない!!」
HINODE
車で約20分、潮風が心地よい、のどかな道の端にその店はあった。
来てみると、一度道を間違えたときにUターンした店だった。
何という偶然だろうか、一度目は単なるUターンの「場所」として使ったにすぎなかったのだが、今度はちゃんとした「お客」として戻ってきた。
まあ、これであの時の借りを返した、とでも言っておこうか(笑)
車を停めた後で、道の向こうに渡ってみると、すぐそこに海岸があった。
洋々たる海に、青い空。
ちょっと目を移せば、今にも雨が降り出しそうな空模様が見えたが、当分ここに雨が降ることはないように思われた。
海を見ながら
お店に入ると、感じの良い店員さんが出迎えてくれた。
僕と妹は来る前から決めていた「ヤミーチキンプレート」。母は「玄米タコライス」。むろん「ヤミーチキンプレート」にも玄米が使われていた。
テイクアウトもできるとのことだったので、「せっかくだし、海を見ながら食べたい!」ということでテイクアウトにした。
「それではお作りしますので、少々お待ちください」
待つこと約10分。
「お待たせしましたー」
わくわくした気持ちであたたかい弁当を手に、海へ。
「いただきまーす!…Wow, yummy‼」
青空の下、波の音を聞きながら、
僕たちは楽しいひとときを過ごした。
変わりゆく糸島像 in my heart
あなたは「糸島」と聞いて、まず何を思い浮かべるだろうか。
僕はたいてい、どこまでも広がる青い海と空、そして涼しげな山々を想起する。
これらの特徴は糸島市の中でも北部に多く見られるものであって、南部にあるのは山ばかりである。
大学生としてこの糸島にやってくるまでは、糸島と言えば小さい頃に年に一回ほど遊びに来ていた、ビーチの思い出くらいしかなかった。
つまり、これまでの僕にとって「これぞ糸島」というのは芥屋や野北のような、糸島半島北岸の地域だったのである。
しかし今では糸島南部に住んでいるので、この地での経験次第で、その糸島像はいつの日か別のものに変わってゆくかもしれない。
自分にとっての糸島が、今後どのように変化していくのか。それはひそかな楽しみでもある。