映画「コクリコ坂から」の影響を受けたおぬまは、学研都市駅までエプロンを買いに行く。そこでアジのフライもゲットして、帰ろうとしていたところ、外国人の女性に呼び止められる。
エプロン
こんにちは! おぬまです。
前回の「148. 怒涛のジブリ3連発(2)」において、
「コクリコ坂から」のヒロインに憧れて(?)、「エプロンを買いに行こうかな」と言いました。
今日、さっそく買ってきました(^^)/
ただエプロンの写真を撮っても味気ないので、実際に着たところを洗面所で撮ってみましたが、
「肩ひも」が売りのエプロンなのに、肩があまり映っていないという(笑)
まあそれはともかく、最初はMrMaxに行ってみたのですが、
「すみません、エプロンは取り扱っておりません」と言われたので(どこかで聞いたような)、
学研都市駅のイオンまで行ってみました。
ニセ店員
事前にネットで調べたところ、無印良品に売っているとのことだったので行ってみると、
無印良品のブース内にいた中年女性が、「いらっしゃいませー、何かお探しですか?」と近寄ってきました。
僕が「料理用のエプロンあります?」と聞くと、
「うっ・・・男性用のエプロンはないような・・・ちょっと、お店の人にお聞きください、すみません・・・」という反応。
「えっ、あなた店員さんじゃないの?」と思いましたが、知らなそうなので「あ、そうなんですね」と言って離れました。
買いました
まずは服があるコーナーに行ってみました。しかし、なさそうだったので次はフライパンや皿を売っているコーナーへ。
コーナーの端まで行っても見当たらなかったので「ないのかな・・・」と思って引き返すと、目の前に「エプロン」「割烹着」という文字が。
「お、あるじゃーん!」
映画「コクリコ坂から」では、ヒロインは割烹着を着ていました。
しかし、割烹着だと肩がきつくて着られない可能性があるので、肩ひもタイプのエプロンにしました。
2990円でした。
真鯛と真アジ
さて、1回に降りると肉や魚を売っているコーナーがありました。
僕は最近刺身にハマっているので、「お刺身ないかなー」と歩き回りました。
近くで恵方巻が大々的に売り出されていたので、人が多くて少し混んでいましたが、
なんとか魚コーナーに到着。
「真鯛の刺身」がおいしそうだったので、それにしました。
ふと横を見ると、「真アジのフライ」も売っていました。
映画「コクリコ坂から」では、ヒロインが割烹着を着てアジのフライを作るシーンがあったので、
「お、アジのフライじゃん!」と思い、これも手に取り購入することに。
「お菓子を買ってください」
「今日の夕食は鯛の刺身で~、明日はアジのフライにしよう~」とつぶやきながら自転車を押して歩いていると、
学研都市駅の北口で「あの」と女性に声をかけられました。
「え? 僕?」と目を合わせると、その人はサッと色紙を差し出してきました。
読んでみると、「私は留学生です 学費のためにお菓子を売っています」と書いてありました。
「なるほどね~」と思っていると、
「買ってください」とお菓子を2つ出してきました。
女性は1個500円だと言います。
「甘いお菓子は、鼻に悪いからな~」と思いましたが、学費に困っているという人を見放すわけにもいきません。
「じゃあ、1個だけ・・・」と言って、2つ出していたお菓子の1つをカバンにしまってもらいました。
1袋500円のお菓子
僕がお金を取り出す間、その女性は「この自転車 すごいですね」と片言でお世辞(?)を言っていました(笑)
本心からかどうかはわかりませんが、それでも長年苦楽を共にしてきた自転車を褒められるのは、うれしいものです。
僕は「ですよね~」と言いつつ500円玉をその人に手渡しました。
その女性に「どうです? お菓子は売れてますか?」と聞いたところ、
一瞬口ごもった後に「ぼちぼちです」と返ってきました。
僕は「ぼちぼちですか!」と言って笑い、「がんばってください」と手を振って別れました。
お菓子はこんな感じです。↓
この量で500円は高いだろ~と思いましたが、家に帰ってからネットで調べてみると、たしかに1個40円くらいで買える商品でした。
1袋に5個入っていたので、お店で買えば200円分くらいのものを倍以上の値段で買わされたことになります。
500円と言えば鯛の刺身1個分くらいなので、
その500円があればもう1パック買えたことになります。
まあ、一晩に2パック食べても仕方がないので(刺身は当日までしか保たない)、
「人助けをしたんだから、いいじゃないか」と自分に言い聞かせました。
もやもや
ただ、ネットでさらに調べてみると「お菓子を買ってくださいと自称留学生の子に言われました」という投稿が相次いでおり、
どうやらその活動は全国的な規模で行われているようでした。
「まさか詐欺じゃ・・・ないよね」
ちょっと虚しい気持ちになりかけましたが、
「騙されたと悔しがるより、いいことをしたと思い込んでいる方が幸せだよ」と思い、
そう思うことにしました。
しかし、未だに釈然としない何かが心の中に残っているのは、確かな事実です。
追記: その後友人たちに話を聞いたところ、おそらくあの留学生は偽物だったのだろうということがわかりました。
たしかに、見たところは言うほど困っていなさそうな感じもしましたし・・・
ということは、僕は騙されたということになります。
そうやって人の良心を利用して悪さをする人は許せないな、と思いました。
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