56.「 教師びんびん物語」を見て②

(前回の続き)

・・・クラスの名簿に名前がなかった青木くん。

彼はいったい、何者なのか??(もしかしたら、単なるミスで名前が抜けてるだけかもしれませんが。。。)

青木くんのクラスの担任の徳川先生(田原俊彦、以下徳川)は、疑問を解消するために職員室へ行き、「わからないことがあったら、何でも私に相談してください」という教頭先生に尋ねてみました。

すると教頭は、「そんなバカな」と笑って取り合いません。

それでも徳川が粘ると、しぶしぶ生徒の情報が入った資料を取り出して言いました。

「青木の名前がないのは当たり前ですよ。彼は今学期から神奈川の小学校に転校していますから」

なんでも、青木くんの家は地上げ屋によって無理やり取り壊され、仕方なく神奈川に移り住んだとのことでした。

えっ。。。ということは、青木くんは神奈川県にある家から、銀座の小学校まで通っていたということ??

しかも、そのあとで徳川が青木くんに確認したところ、このことは親に黙ってしているようでした。

青木くんの最期の願い

「青木。急に住む環境が変わって、新しい環境をそう簡単に受け入れられないのも無理はない。だけど、お父さんとお母さんが住んでいる場所が、お前の住む場所なんだ。」

徳川は青木くんに優しく語りかけます。

「つらいだろうが、お父さんとお母さんを安心させてやれ。」

しかし青木くんはそのころ、クラスメイト一人一人の似顔絵を描いていました。

そしてクラスメイト全員分を書き終え、それぞれの机の上に配った後で「もう1人、書きたい人がいる」

徳川は、「よし、じゃあその人の絵を描き終わるまではお前の好きなようにやれ。だけど、それがおわったらちゃんと新しい小学校に行くんだぞ。」

それからいろいろあった後、場面は切り替わり、徳川が青木くんの家まで歩いて迎えに行くシーンがありました。

関東の方に住んだことがないので、神奈川と銀座の距離感がわからないのですが、朝から歩いていける距離なんでしょうか・・・?

この第1話のラストでは、徳川と青木くんの2人が並んで歩いて小学校まで行き、校門の前で2人で大きな声であいさつをしてから徳川が「よし、青木。行って来い!」

その声に促されるようにして新しい小学校へと走り出した青木くんでしたが、途中で立ち止まり、徳川のところに戻ってきました。

「あ、青木!? どうした?」

すると青木くんは、カバンから1枚の絵を取り出しました。

それは、徳川の似顔絵でした。。。

急な出来事に言葉を失う徳川。

しばらくして過呼吸のような状態で「は、はは。似てる、似てるよ。ありがとな」

その反応に満足したのか、青木くんは絵をカバンにしまい、再び小学校の方へと走り出しました。

こうして第1話は、エンディングの曲(これまた抱きしめてtonight)とともに終わりを迎えました。

疑問に思ったこと

第1話のラストで、疑問に思ったのは「なぜ青木くんは、徳川の似顔絵を徳川に渡さず、自分のカバンにしまったのか?」ということ。

その前のシーンでは、青木くんはクラスメイト一人一人の机の上にみんなの似顔絵を置いていました。

それはつまり、これまでお世話になったみんなに、それぞれの似顔絵をプレゼントしたということでしょう。

どうして徳川にはプレゼントしなかったのか?

青木くんを除いた、クラスの生徒数は16人だったので、青木くんは「16枚も似顔絵を自分のもとに置いておくのは面倒だけど、先生1人分ならいいかな」と思ったのかもしれません。

あるいは、出会って少ししか経っていない先生の顔を忘れないために、徳川の分だけ自分で持っておこうと思ったのかもしれません。

当時はスマホがなかった

第1話を見終わって、いろいろと新鮮に思う部分がありました。

まずは、「スマホや携帯電話がない」ということ。パソコンも、今よりも大きなものでした。

スマホというものは便利ですが、便利なものは時として、僕たちに害をももたらします。

例えば、「便利すぎて手放せなくなる」ということ。

現代人の多くは、いつもスマホを肌身離さず持っています。そして、することがないときは(あるときでも)たいてい、スマホをいじっています。

使う時間を決めたり、将来や現在のために有効な使い方ができているのならばそれでいいと思います。

ただ、僕自身は「あ~、またスマホをいじって時間を無駄にしてしまった」と思うことがたまにあります。

スマホの画面を長時間見ることは、本を長時間読むよりも疲れると思います。

「教師びんびん物語」の中に出てくる人々は、大人も子どもも活力にあふれているように感じます。

なので僕は、「スマホ使うのやめてみようかな」と思いました。

この2日間、音楽とラジオを使うためにしかスマホを使っていません(笑)

ゆるい時代

いろいろと、現代に比べてやかましくないなーと思いました。

「バカヤロー!」と言ったような言葉は普通に何度も出てくるし、登場人物たちは小料理屋やクラブなどに繰り出し、乱痴気騒ぎを起こしたり、殴り合ったり。

煙草も普通に吸っていました。

今のドラマだったら一発アウトだろうなーというシーンが、他にも盛りだくさん(笑)

僕がこの時代に憧れるのは、こういった緩さなのかもしれません。

人間は、適度に緩く生きた方が楽しく生きられると思います。

僕なんか、学校に行きたくないときは軽い気持ちでサボったり、コロナ以前は毎週のようにカラオケに通ったりとゆるゆるですけどね(笑)

おぬまの苦悩

仰々しい題をつけましたが、僕は正直悩んでいます。

それは、「このまま1話ずつ話のあらすじを書いた後で感想を書く形式で行くのか、それとも第2話以降は軽くひとまとめにするのか」ということ。

実はもう、一気に第11話まで見てしまったんですよね。。。(最近ブログの更新が途絶えていたのはそのためです)

今から第2話の話を思い出したりするのは骨が折れますし、何より全13話分を1話ずつまとめていくのは、相当時間がかかる気がします。

それに、何となくネタバレしちゃってるような感じもあり。。。

ということで、いろいろ考えた結果、2話目以降はさらっと話し、全体を通しての感想を述べる形で、次回以降は行きたいと思います!

それでは次回もお楽しみに~☆

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