246. 常ならぬ、月の動き

6月下旬ごろからだろうか。

最近、夜空を見上げたときに違和感を感じることが多い。

月が、これまでの常識では考えにくい位置にあるのだ。

西の空に上がる月

最初に気づいたのは、1人で寝ていたときだった。

いつもより早く、21時ごろに布団に入り、何となく窓の外の景色を見ていると、月が西の空に上がっているのが見えた。

「え・・・? 月ってこの時間帯は東の空にあるはず・・・」

街灯の光を月と見間違えたのかとも思ったが、外に出て確認したところ、どうやら月であるようだった。

その夜はとりあえず、モヤモヤしながら眠りについた。

奇妙なことに、その翌日の月は、普通に東の空に上がっていた。

「昨夜の出来事は、夢だったのだろうか?」

いつしか、そんな気分になっていた。

家族も目撃

ところが、夢ではなかったらしい。

何日か経ったあとに家族で1階に集まっていたとき、ふと気になってカーテンを開けた。

そこから見えるのは西の空。

時刻は21時前であったが、この日も西の空に月が上がっていた。

母も弟も一緒に、この異常な光景を目にしている。

これで、自分の見間違いではないことはわかったが、どういう理由で初更の西の空に月が上がっているのかは、未だ謎のままだった。

深夜、東の空に月が

その後も、不思議な位置にある月をたびたび目撃した。

最近は曇りの夜が多く、そもそも月自体が見えないという夜も多かったが、

21時ごろに南の空に上がっている月、これを見ることが多かった。

その時間帯に南に上がっている月に関しては、今まで通りの動きであるのか、異常な動きであるのかがわかりにくい。

異常なのか正常なのかハッキリしない動きというのは、実にもどかしい。

そんな中で圧倒的に違和感があったのは、昨日の月の動きだ。

2023年7月7日の0:50。すぐに時計を見たので、時刻までしっかり覚えている。

この時刻に、ふと目を覚ますと辺りがまぶしかった。周囲を見渡すと、月が輝いているのが目に映った。

「ああ、なんだ月か」そう思ってまた寝ようとしたが、その位置に違和感を感じて飛び起きた。

網戸を開けて外に出る。まもなく夜の1時というこの刻限、月は東の空にあったのである。

きちんと確認する必要がある

夜の1時前に月が東にあるというのは、これまでの常識から言うと、おかしい。

もしかして月の動きが逆になっているのか、と思ったが、そのあと夜の3時くらいに再び目を覚まして見たときには、月は南の空にあった。

つまり、東から南へ、という動き自体は変わっていないようだ。

しかしこれまで何度か目撃した月の動きを総合すると、月は今までとは別の周期で動いているのかもしれない。

そもそも、周期的な動きですらないかもしれない。日毎に違う方角から出て、違う方向に移動している可能性もある。

いずれにしても、一度全体的な動きを確認する必要がありそうだ。

今度、雲が少ない夜に、初更のころから明け方までの月の動きを観察してみたい。

そうすれば、何かがわかるかもしれない。

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