5月上旬以降、怪奇現象が続いている。
一時期は夜眠るのが怖いほどだった。しかし今は、とりあえず眠れる。
翌日になれば何かがわかる、と夜毎に思い続けてきたが、いまだにこの「事件」(もはや事件と呼ぶべきであろう)の全貌はつかめていない。
どうやら、まだまだ怪奇現象と付き合っていかなければならないようだ。
ところでその怪奇現象についてだが、最近は少し形態が変化してきたようである。
金縛りがなくなった
夜になり、眠りにつくとしばしば起きていた金縛り。
原因は疲れ、お酒、気候などいろいろ考えられたが、最近では疲れていてもお酒を飲んでいても、金縛り状態になることはなくなった。
まさに「パタッと」止んだ感じである。
その代わりに、夢を見るようになった。
逆に言うと、金縛りにあっていた頃は夢を見ていなかったか、朝になると忘れてしまっていたようだ。
小学校の同窓会の夢
まず見たのは、自分が通っていた小学校の夢。そこに小学校時代のクラスメイトが集まっていた。
しかしよく見ると、ちらほら中学校や高校の頃の友人も混ざっている。
先生も小学校の先生だけではなく、小・中・高のいろいろな時代にお世話になった先生、特にかかわったことがないが名前は知っている先生などさまざまだった。
昔の友人知人と集まっていたところを見ると、同窓会か何かだったのだろうか。会場は教室で、足がつかえるような小さな机とイスだったので、窮屈だった。
ちなみにこの同窓会が現実になることはないだろう。
小学校高学年の3年間は佐世保に住んでいたが、中学校に入るときに佐賀に引っ越し、大学生になるときに糸島に来たので、当時の同級生の誰とも連絡がつかないから。
少し寂しい気もするが、面倒なしがらみから解き放たれて自由を謳歌している、と言えなくもない。
知らない小学校の夢
今度の夢では、自分は小学3年生くらいになっていた。
隣には現在小学3年生の、弟がいた。
2人で新しい小学校に転校する夢だった。
場所はおそらく糸島だろう。
海が近かったので、たぶん「船越小学校」だと思う。何度か小学校の前を自転車で通ったことがあるが、そのとき見た景色に少し似ていた。
階段があり、そこに近づくと同年くらいの小学生が10人ほどいた。
向かい合うと、いきなり攻撃してきたので、応戦しようとしたが身体が思うように動かない。
何しろ、普段は20歳の身体で活動しているのに、いきなり8~9歳の身体になっているのだから、仕方がない。
弟もろともボコボコにされた。
ただ、かなり抵抗して3人くらいの敵は倒したと思う。夢の中での記憶が確かなら、急所に思いきりキックした。
緑の蛇を斬る夢
今度の夢も、弟がそばにいた。
茂みの中を歩いていると緑色の蛇が襲ってきたので、持っていた剣で斬った。
蛇は血を噴いて二つに割れたが、顔がある方はまだ動いていて、すばやく木の上に巻きつきこちらに向かって威嚇してきた。
何ともおぞましい夢だった。
竜になる夢
目を開けると真っ暗な闇の中だった。
それが夢だという感覚はあったが、夢にしては鮮明でもあった。
身体を見ると、徐々にうろこが出てくる。
実際今の自分は一気に日焼けしたせいでうろこみたいな模様が出ていることがあるので、見ていてあまり違和感はなかった。
体内で何かが激しく動いたと思うと、身体が浮き上がり、空を飛んでいた。
空もまた黒く、まさに悪天候といった様子だった。
空を飛んだあと何をしたのかは覚えていない。
いつか意味が分かるのか?
なぜ金縛りではなく夢にシフトしたのか、よくわからない。
しかし夢の方が、金縛りよりも恐怖感が少ないことは確かだ。
一時期、夜眠るのが怖くて、深夜までずっと音楽をかけながら筋トレをしていたことがあった。
そんな生活が続いたら、おそらく心身ともに壊れてしまうだろう。
金縛りが起きていたのは嫌がらせや悪戯ではなく、自分に何かメッセージを伝えたかったからなのかもしれない。
だから、そのメッセージをうまく受け取れずに四苦八苦している自分を見て、「こりゃダメだ、方法を変えよう」とより安全な形に変更した、という可能性もある。
いずれにせよ、船越で猫を見て、深夜に不審な音がして、それ以降は夢ばかり見るようになった。
悪夢とまでは行かないが、「戦い」や「蛇」、「竜」といったものに関連する夢が多い。
それは船越の万葉の里公園に「龍王塚」というものがあり、この前そこを訪れたからなのか。
蛇や竜は脱皮をする。自分も最近、日焼けの影響で何度か皮がむけた。
この前「meets糸島」のミーティングがあって、その場で新人のライター相手に自己紹介をしていたら、議事録を書いていた友人が「海で8時間瞑想して脱皮」とまとめていた。
そのことを今ふと思い出し、「蛇と竜と自分には脱皮という共通点があるな」と何となく思った。
そこに何の意味があるのかはわからない。
もしかしたら、本当に自分が竜になってしまうのかもしれない。
もし竜になるとして、前触れがあるかどうかも不明なので、最後の挨拶をできるともかぎらない。
何ヶ月もブログやYouTubeの更新がなかったら・・・、おそらくそういうことだ。
そのときは「そうか、おぬまは竜になったんだな」と温かく見守ってもらえるとありがたい。