食材を買いに
ある日、昼ご飯を作るための食材を買いにスーパーに行った。
500円程度で、しっかりお腹がいっぱいになる料理を作りたいと思い、鶏もも肉のこま切れ(216グラム)とサニーレタスを購入。
金額は合わせて506円だった。
間違えてレタスから炒めてしまう
家に帰り、さっそくレタスを洗った。その勢いでレタスを小さく切り分けたのだが、それが失敗だった。
本来鶏肉から先に炒めるべきところを、レタスから加熱してしまったのだ。
全部フライパンに入れたあとで気がついたが、後の祭り。
「とりあえずレタスにある程度火を通して、皿に移してから鶏肉を炒めよう。最後に肉とレタスを混ぜてもう一度炒めたらいいよね」
上のような感じで料理することに決定。
ケチャップで味付け
レタスをしんなりさせるために、にんにく塩と麺つゆをかけた。
この日は何となくトマトソースの料理を食べたい気分だったので、あとでケチャップも混ぜることにしていた。
しんなりしたレタスを皿に移し、鶏肉を炒め、肉に火が通ってきたのでもう一度レタスを加える。
ここで、予定通りケチャップを投入した。
唯一の誤算は、ケチャップの残りが少なかったことだ。
瓶の中をかき回し、残っていたすべてをフライパンに注ぎ込んだ。
レタスと麺つゆの汁でスープができた
当初は肉野菜炒めをケチャップで味付けたもの、を想定していたのだが、
レタスの水分と、麺つゆの水分でスープっぽくなってしまった。
ケチャップを思っていたほど多く入れられなかった上に、水っぽい仕上がりとなると、これは相当味が薄いのではないか・・・?
そうした懸念が頭をかすめた。
最高に美味しい!
しかし実際に食してみると、先ほどの不安は杞憂に過ぎなかったことが分かった。
ケチャップの量、レタスの水分、麺つゆと塩の割合、すべてがうまく組み合わさって、とても美味しいミネストローネになっていたのだ!
鶏肉とレタスに、トマトスープがしっかりしみ込んでいた。
美味しすぎて、食べながら何度も「うま! うま!」と叫んでしまったくらいだ。
あとでスープにおにぎりを入れてみたが、これもまた美味しかった。
また作ってみたい。
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