2023年1月7日の記録 ~歩いて自宅から九大へ・前編~
2023年1月7日、新しい年が始まって1週間が経った。
1月1日に「歩き初め」をしてから、親の実家に帰省したりカラオケに行ったりと、なかなか歩く暇がなかった。
新年7日目にしてようやく「よし、歩くか」という気分になったので、さっそく靴を履いて家を出た。
家から8キロの場所を探す
しかし家を出たところで、これと言って行きたいところもない。
前回と同じように南方へ歩くのもいいが、今回は逆に北の方に行ってみようと思った。
ちょうど前日、「志摩歴史資料館」というところに取材に行って、
明治の糸島女学校の学生の中には、8キロ以上離れた町から歩いて通学している人もいた、ということを知って驚いたばかりだった。
自分も試しに同じくらい歩いてみようという気分が高まっていたので、「えーと、家から8キロ離れているところと言えば・・・」とスマホで探していると、見つかった。
「九大イースト1号館 8.1キロ」
イースト1号館は、自分が大学2年生になってから、授業があるときにはよく利用している建物だ。
「そうか!普段の通学を徒歩にすれば、8キロ歩いて通学が実現できるのか!」
毎回片道8キロ歩くというのも中々ハードだとは思うが・・・。
トイレスポットを確認しながら
面倒なことは考えずに、とりあえず歩くことにした。
寒いとおぬまは、よくトイレに行きたくなる。
その対策としてルート上の「トイレスポット」を確認しながら「産の宮」の交差点まで歩いていくと、その間には6か所のスポットが見つかった。
うち、その日利用したのは2か所。
武田メガネで小休止
産の宮から高田までのルート上には、トイレスポットが4か所あった。
高田と言えば、おぬまが7か月前まで1人暮らしをしていた街である。
かつて歩いた道、見覚えのある景色。
おぬまはしばし思い出を振り返りながら、ゆっくりと歩いた。
以前住んでいたマンションを目前にした場所に、「武田メガネ」があった。
ちょうどRay-Banの方のメガネが緩んでいたので、その調節と休憩を兼ねて店内に入る。
調整には思ったより時間がかかったが、その間にしっかり体を休めることができた。
そして、トイレに行きたくなった。
調整が終わると、急いでお店を出て付近のTSUTAYAへ。
そこでトイレを済ますと、お腹が空いてきたので業務スーパーで食料を調達することにした。
時刻は13時前。ちょうどお昼時だ。
水が安い業務スーパー
業務スーパーは一人暮らしの頃、よく利用していたお店だった。
鶏のモモ肉や肩肉、野菜をこの店で日常的に調達していた。
それらも十分安く手に入れることができたが、一番助かったのは水だった。
おぬまはトイレが近い上に、喉がすぐ乾く。その2つの間に何か関連があることは間違いないが、それはしばらく置く。
業務スーパーの水は、1本37円。箱でまとめて買うのが常だった。
それでも、24本入りで888円くらいだから、安いものだ。
業務スーパーで食料調達
最近業務スーパーで買うようになったのは、外国のお菓子だ。
これまでは日本のお菓子の方が安全だと思い込んでいたが、
きちんと調べてみると、外国のお菓子の方が添加物が使われておらず安全だったりする。
ポーランド産のデーツバー、スペイン産の砂糖不使用のチョコレート。
どれも美味しくて安い。
今回は、手軽に栄養補給するために、デーツバ―を3本購入。
カロリーメイトみたいな見た目で、1本でもしっかりお腹にたまる、濃厚なお菓子だ。
1本68円なので、3本で200円ちょっとだった。
ついでに1本37円の水も、1本だけ買っておいた。
再出発
デーツバーと水をカバンにしまうと、おぬまはまた歩き出した。
少しお腹が空いていたが、付近に適当な休憩場所がない。
TSUTAYAの上にあるインターネットカフェに初入場したり、旧居の裏にある公園で食べるという選択肢もあったが、
もう少し耐えられそうだったので、まっすぐ大学を目指すことにした。
「コンティニュー」というパン屋さん
高田から、大学通りに出る太郎丸東までは、特に大きな事件は起こらなかった。
ただ、「いつも車でこの道を走るときには、一瞬なんだけどな」という思いを終始抱いていた。
この通り沿いにある「コンティニュー」というパン屋さんは、おぬまの妹がアルバイトをしているパン屋さんの姉妹店で、美味しい。
トイレが近いおぬまといえども、パン屋でトイレに行くことは中々ないが、
かつてこのパン屋に来たときにどうしても我慢できずに、お会計後に「すみません、お手洗いお借りしていいですか」と言って借りた覚えがある。
そのときのやや無表情な店員さんが、数日後に妹の職場にヘルプでやって来たと聞いたときには、吹き出しそうになった。
おぬまの行進は続く
そんなこんなで、気がつけば太郎丸東の交差点が眼前に迫ってきた。
もう少しで九大伊都キャンパスが見えてくるはずだ。
しかし、九大まで自転車や徒歩で行ったことのある方ならご存知かもしれないが、九大伊都キャンパスは、視界に入って来てからもかなりの距離がある。
「もう目の前に見えているのに・・・」と思いながら、ふうふう歩き続ける苦しみ。
実のところ、九大伊都キャンパスは、可也山の山頂からでも、高田のマンションのベランダからでも見える。
たしか、西九州道を走る車の中からでも見えたと思う。
そう考えると、「九大が見えてきた」からといってすぐにゴールできるわけではないが、おぬまは構わずに歩き続けた。
歩くことこそ、人生の本懐ではないか。
歩き続けていると、ふとそういう気持ちになることがあるのだ。
(「歩くおぬま(3)」に続く)