186. きび団子を追いかけて(前編)

ある日僕は思いました。

「あー、団子食べたいなー」

軽い気持ちから出たこのひとことが、のちにさまざまなドラマを生むことになるとは思いもせず・・・

団子屋をリサーチ

すぐにスマホを探し出して検索すると、

九大学研都市の「如水庵」や「口福堂」なども出てきましたが、

近いところでは二丈に「糸島だんご本舗」というお店があることがわかりました。

「よし、ここに今から行こう。なに、営業時間外・・・!?」

このお店は17:00までやっており、そのとき17:04でした。

またもや行けず

「今日はギリギリ間に合わなかったけど、明日は行くぞ!」

そう意気込んだ日曜日。

しかし、この日はバイトが15:00まであり、

それが終わって家に帰って一息ついていると、

いつの間にか17:00を過ぎていました。

「ぬおお、また行けなかった・・・」

きび団子屋さん

次の日は月曜日だったので授業が忙しく、

団子どころではありませんでした。

その次の日の火曜日に、「他にも団子屋さんないかな?」と思って再検索すると、

「桃太郎本舗 糸島」というお店が見つかりました。

何の店かと思って調べてみたところ、きび団子屋さんでした。

<あのきび団子屋さんが、糸島にこっそりオープン!>

「きび団子!? ジュルリ・・・」

レビューの写真を見ただけで、もうよだれが垂れそうなくらい美味しそうでした。

「こっち行ってみたいかも!!」

ところがその日、桃太郎本舗は店休日でした。

Googleマップを見ると、火・水曜日がお休みと書いてありました。

「金曜日くらいに行ってみるかな」

車で行ってみた

金曜日に車で行ってみたところ、

わかりにくくて一度はスルーしてしまいました。

「あ、いまの桃太郎本舗だった!」

慌てて戻ってみましたが、普通の民家っぽいし、駐車場は狭いし・・・

近くに駐車できそうなお店なども見当たりませんでした。

ちなみに、近くに「糸島だんご本舗」もありましたが、

そちらも駐車場は狭く、さらに車がたくさん止まっていて入れそうにない状態。

その日、同乗していたお母さんは昼から佐賀に行かないといけないということで、

「時間もないし、出直そう」と引き返しました。

その日の午後、自転車でリトライしようかと思いましたが、

その場合家に弟を一人残していかなければならず、

かといって2人で歩いていくには遠いし、

団子屋のあたりはバスも通ってなさそうだったので、

その日再挑戦するのはあきらめました。

いつかきっと

「団子を食べたい!(途中からきび団子にフォーカス)」という思いを叶えるために

何度かトライしたものの、ここまではまったくの失敗続きに終わってしまいました。

しかし僕は、こんなところですべてを投げ出すつもりはありません。

まだまだチャンスはある! いつかきっと、きび団子を口にできるときが来る!

そう信じて、僕はこれからも戦っていこうと思います。

(後編に続く)

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