夜桜見たいな~
昨日12:00~17:00のバイトを終えて帰宅し、部屋でくつろいでいると、友人のしももんから
「夜桜見たいな~」
というLINEが送られてきました。
僕も夜桜を見たい気持ちがあったので、「いいね」「Tonight?」と返信しました。
後で聞いたところによると、しももんはまさか言い出したその日に行くとは思っていなかったようですが、
ともかくこの瞬間から、終わりかけていた一日が再び動き出しました。
miss the train
しももんによると、舞鶴公園の桜が綺麗らしい、ということでした。
それから、しももんの誘いに応じて、友人のくまモンも一緒に行くことになりました。
話し合いの結果、20:42に大濠公園駅(舞鶴公園の近く)に着けるように、僕は周船寺駅から、
しももんとくまモンは九大学研都市駅から電車に乗ることに。
僕はGoogleマップが提案してきたプランに沿って、20時頃に家を出ました。
ところが途中で、タバコを吸いながら歩いている若者が前方に現れたので、
「ほんと迷惑だな~」「距離を取ろう、ソーシャルディスタンス」などと言いながら、少し間を空けて歩きました。
しばらくして、「これ電車間に合うかな」と時計を覗くと、なんとあと1分で電車が来る時間。
「え、ヤバ!」
前方の男は、相変わらずタバコを振り回しながら微妙な速度(抜くにも抜きにくい速さ)で歩いていましたが、
もうなりふり構っていられなかったので、真横を全力で走り抜けました。
100メートルほど先に、電車が止まっているのが見えました。
「ま、待ってくれ~」
しかしそんな願いもむなしく、無情にも電車は走り去ってしまいました。
実は周船寺駅で、このように「乗るはずだった電車を目の前で見送る」のは3回目でした(苦笑)
夜のホーム
とりあえずしももんとくまモンには「ごめん。乗り損なった」ということを伝え、
20分後に来る電車に乗ることになりました。
夜の20時半ごろに、家の近くの駅のホームで座っている状況を俯瞰してみると、
「あれ、何してるんだろう」という気持ちになることもありましたが、
とにかく次の電車を待っていました。
いざ、夜桜を見に行かん
20分後に来た電車には無事に乗れて、30分くらいの乗車で大濠公園駅に着きました。
しももんから「大濠公園で待ってる byくまモン」というメッセージが来ていましたが、
やさしい二人は駅のホームで待ってくれていました。
「よし、行こう―」さっそく3人は舞鶴公園へ。
続いて、大濠公園にも行きました。
カラオケ
夜桜を見て歩きながら、くまモンが「留学とかのお金を貯めるために、久留米のカラオケ大会に出る」と言いました。
それを聞いた僕はにわかにカラオケに行きたくなり「お、いいねー。今日カラオケ行って練習する?」
すでに23時に近づいていましたが、僕たちはそれから電車に乗って九大学研都市駅まで帰り、
駅前のカラオケに繰り出しました。
今思えば入店時のテンションが異常だったのでしょう。
カラオケに入った時点で0時前だったのに、なぜか「5時間で」と、カラオケの閉店ギリギリまで居座ることに。
最初は楽しかったですが、後半2時間は3人とも疲れ、歌う時以外は死んだように目をつぶってぐったりしていました。
「12月に初めて3人でカラオケ行ったときを思い出すな―(詳しくは「120. Dancing allnight」)」と思いながら、
がんばって踊り続けていた僕も(がんばってる時点で何かがおかしい)さすがに力尽き、
最後はみんな、「聞き専で」と言いながら好きなアーティストのLIVE映像を流しまくりました(笑)
「やっぱりカラオケは、3人なら3時間くらいがちょうどいいね」と言いながら、
腑抜けた顔でカラオケを出たときには、もう朝の5時になりそうでした。
眠気と空腹感がハンパなかったので、僕とくまモンはコンビニに軽食を買いに行きました。
しももんはいつの間にかいなくなっていました(笑)
闇の中を食べ歩き
駅付近のセブンイレブンで塩おむすびと塩麹サバ弁当を買った僕は、それを手に家までの道を歩きはじめました。
周船寺駅まで電車で行ければよかったのですが、
周船寺に向かう最初の電車が6時だったので、「歩いて帰った方が早いな」と心に決めたのです。
塩おむすびはすぐに食べ終わり、
問題は塩麹サバ弁当でした。
駅のベンチで座って食べてもよかったのですが、
眠すぎて一刻も早く帰りたかったのと、時間が早いので人がほとんどいなかったのもあって、
早歩きで進みながら弁当を食べていました(笑)
しかし、暗かったのもあって歩くのと食べるのを両立することの難しさを感じ、
結局は大学通りの近くにあったドミノピザの前のベンチで座って食べました。
夜明けとともに眠る
それから歩くこと、約40分。
ようやく空も明るくなってきて、辺りではしきりと鳥の鳴き声がしていました。
振り向けば、ほのかに白んできた東雲が見えます。
いつもは交通量の多い国道202号線も、いまは人っ子一人通ってはいません。
「ああ、なんて静かなんだろう! やっぱり早起きはいいな!」
そもそもまだ寝てないのですが、僕はそこで早起きのよさを改めて実感しました。
「明日の朝は、この時間にすっきりした体で出かけてみたいものだなあ」という思いを胸に、僕は家までの道を急ぎました。
そしてシャワーを浴び、布団にもぐりこんだのが、6時。
ふとしたはずみで動き出した「もう一つの今日」は、こうして終わりました。