楽しいドライブも、ひとたび事故を起こしてしまうとその様相を一変させます。特に人身事故などで負傷者が出た場合は、行楽気分は一気に消し飛んでしまうでしょう。万が一接触事故を起こしてしまった場合の対処法を、自身の経験も交え順を追ってご説明します。
おぬま、事故る
こんにちは! おぬまです。
先日、友人と唐津の呼子町までドライブに行ったところ、
帰り道にガードレールに激突してしまいました。
海沿いの狭いカーブで大型トラックとすれ違い、何とかカーブを抜けたその直後のことでした。
原因は外的・内的ともにさまざまありましたが、
ここでは自分の今後や、不運にも接触事故を起こしてしまった方のために、
「車で接触事故を起こしたら、どのように対応したらいいのか?」ということを、自身の経験も交えてお話ししたいと思います。
はじめに、事故後の簡単な流れを列挙すると、
①まず車を道路外の安全な場所に移動させ、エンジンを切る
コンビニなどが近くにあれば、そこまで移動するのも可です。
ただし、あまり遠くまで行きすぎると「当て逃げ」と誤解される可能性があるので、移動はほどほどにしておきましょう。
もしも車が自走不能の状態になっている場合は、同乗者とともにすみやかに下車し、安全な場所に移動します。
その際、車の後方に停止表示機材を設置します。
②(負傷者がいる場合)119番通報し、負傷者の応急処置を行う。
今回は負傷者はいませんでしたが、いる場合はむやみに動かさないようにします(特に頭部に傷を受けているとき)。
ただし、後続事故の恐れがある場合は、早く負傷者を救出して安全な場所に移動させます。
③警察に通報(110番)
警察に通報するのは、①②のやることが一通り終わってからです。レンタカーの場合はレンタカー会社にも事故があった旨連絡します。
④警察官が現場に立ち会うことになるので、その到着を待つ
なるべく現場付近で電話しましょう。僕たちの場合はパトカーが来るまで30分くらい待ちました。
その間、かなり緊張していたので、同乗者がいる場合は何か話してお互いの緊張を和らげるとよいでしょう。
⑤警察官の到着後、事情聴取が始まる
運転者は免許証の提示を求められ、名前・電話番号・住所・職業・生年月日を尋ねられます。同乗者も同様に身元を確認されます。
未成年の場合、保護者の名前・電話番号・住所・職業・生年月日を尋ねられます。
それから、事故を起こした時刻や、どこからどこへ向かう途中だったのかを聞かれます。
⑥事故による車の外傷、車と接触したもの(他車やガードレール、電柱)の損傷具合を警察官とともに確認
その際、事故車やぶつかった場所との2ショットを撮られます。「ここに立って、傷を指さしてください」と言われますので、その通りにしましょう。
⑦事故を起こした地域を管轄している警察署の交通事故係の電話番号、ガードレールなどにぶつけた場合はそれらのものを管理している事業所の電話番号を教えられ、後で電話するように言われる
今回は、唐津警察署の交通事故係と唐津土木事務所維持係の電話番号を紙に書いて渡されました。
警察署の交通事故係の方は事故証明書が必要な場合のみ2週間~1か月後、土木事務所は数日以内に1度電話する必要があります。
⑧事故証明書の発行と保険の適用
事故を起こした際に車の保険が適用されるためには、警察が発行する「事故証明書」が必要になります。
これは発行までに2週間~1ヶ月ほどかかるようなので、事故証明書が必要な場合は事故から2週間~1ヶ月ほど経ったら
「何月何日何時何分の事故について、事故証明書をいただきたいのですが」と事故を起こした地域を管轄している警察署に電話しましょう(今回は唐津警察署の交通事故係)。
まとめ
・まずは落ち着いて、車を安全な場所に移動させる
・負傷者がいる場合は119番通報して応急処置
・110番は上2つのやることをやってから
・警察官が来たらその指示に従う
・事故の後は何度か電話する必要がある
・保険の適用に必要な「事故証明書」の発行には2週間~1ヶ月ほどかかる
⑤の補足
僕が事故を起こしたのは海沿いの狭いカーブを抜けた先だったので、ガードレールとの接触後、車を停められる場所が近くにありませんでした。
仕方がないので20分ほど車を走らせてコンビニまで移動しましたが、
なるべく事故現場の近くで車を停めることをお勧めします。
なぜなら、警察官の到着後に現場まで案内することになるので、
あまり現場から離れすぎてしまうと、現場までパトカーを後ろに連れて走行しなければなりません。
初心運転者の僕にとって、20分以上も真後ろをパトカーが走行している状況はかなり緊張しました。
たぶん自動車学校の卒業検定以上に緊張しました。
⑦の補足
事故処理が終わった後、17時30分くらいだったので「もしかしたらもう営業終了してるかもしれないけど、一応電話してみるか」
と唐津土木事務所維持係に電話を掛けました。
すると、「ガードレールを修理するかどうかは、事故現場の写真と地図がないと判断できません」と言われました。
しかし、警察官には事故現場と僕の2ショットを撮ってもらったものの、自分では事故現場の写真を撮っていなかったので、
「ひとまず月曜日に警察に確認してまた連絡してください」ということになりました。
写真や地図がそろったら、土木事務所まで行って渡すか、メールで送る必要があるようです。
⑧の補足
レンタカーや自家用車の保険が適用されるのは、「事故証明書」を警察からもらってからになります。
この先は僕もまだ未体験なので、今後事態が進むとともに加筆修正していこうと思います。
追記:事故があった翌週の月曜日に保険会社から連絡があり、その後の手続き全般は保険会社に委任することになりました。
ただ、事故現場の写真がないのがやはり問題となったらしく、
結局、土木事務所から保険会社に何枚か写真が送られてきたみたいです。
その中から「どれが接触した場所の写真か」を選んで、保険会社の担当者に伝えることで、僕のすることは一応終わったようです。
これからはより一層安全運転を心がけて、同じ過ちを繰り返さぬようにしていきます!
おわりに
事故の原因は様々ですが、結局のところその責任は事故が起きたときの運転者が負うことになります。
たとえ同乗者や周囲の環境に不満があったとしても、いがみ合ったところで問題は解決しないので、
同乗者と責任をなすりつけ合ったりせずに、お互いに協力して事故処理にあたりましょう!
今回は同乗していた友人が常に冷静で的確な助言をしてくれたので、かなり助かりました。
今後は事故を再び起こさないように気をつけるとともに、もしも自分一人で事故に遭ったとしてもきちんと対応できるように、
この記事にまとめた内容を定期的に読み返して、なるべくスムーズに実践できるようにしていきたいと思います!
最後になりますが、初心運転者の大敵は「慣れ・ゆるみ・油断」だと思います。
僕も正直、事故を起こす直前は少し気が緩んでいた気がします。
これから免許を取られる方や、いま初心運転者の方は、運転に慣れてきてもどうか慢心することなく、緊張感を忘れずに運転されてください!
よろしくお願いします。