映画「コクリコ坂から」を観終えたおぬまたちは、感慨にふける間もなく次の映画「天空の城ラピュタ」へ。疲労がたまっていたおぬまは寝ようとするが、一睡もできずにそのままバイトへ向かうことに。
すぐに次の映画へ
映画「コクリコ坂から」のエンディングが流れ、
「ああ・・・終わってしまった・・・」と感慨にふける間もなく、
トイレに向かって走りながら「次、ラピュタ頼むわ」というしももんの声で、僕は現実に引き戻されました。
「あっ、オッケー」と僕は「コクリコ坂から」のスタッフロールが流れ終わるとすぐに次の映画「天空の城ラピュタ」のDVDをセットしました。
やがてしももんは戻ってきて、ほぼ同時に映画が再生され始めました。
天空の城ラピュタ
「天空の城ラピュタ」は、前に一度見たことがあります。
宮崎駿が監督した2つ目のジブリ作品で、
随所に笑いどころがちりばめられていますよね。
でも、ただのコメディ映画ではもちろんなく、
時にはシリアスなシーンもあって、ドキドキします。
映画を観終わると「人間って何だろう。生きるとはどういうことだろう」と考えてしまうのも、ジブリ作品ならではの良さだと思います。
シータとパズー
パズーと話しているときは思いっきり子供だったシータが、
最後の方のシーンでムスカと向き合ったときには、ものすごく大人びたセリフを言っているのには、毎回驚きます。
「ここはお墓よ。あなたと私の。国が滅びたのに、王だけ生きてるなんて滑稽だわ。あなたはここから出ることもできずに、私と死ぬの」
シータの設定年齢は10歳ということですが、よくもまあそこまで思い切ったことが言えるなあと、
ただただ感心するばかりでした。
王家の血筋を受けた者は、心構えからして違うのでしょうか。
でもムスカも王家の末裔のひとりだということを考えると、
「シータがすごいだけなのかなあ」と思ってしまいます。
パズーも、10歳とは思えないほど勇敢でした。(詳しくは映画本編をご覧ください)
子どもには子ども特有の「悟り」に似たものが備わっているのかもしれませんね。
僕はどうだったかな・・・
コンディション
さて、映画自体はすごくよかったのですが、
僕自身のコンディションはあまりよくありませんでした。
前の日の夜遅くまで「ゲド戦記」を観ていましたし、
「天空の城ラピュタ」を見る直前まで「コクリコ坂から」を観ていました。
それに、朝は90分ほどオンライン授業を受けていたので、
僕の目と脳はギリギリの状態でした。
おまけに、「天空の城ラピュタ」が終わるころには、
僕はバイトに行かなくてはなりませんでした。
「この状態でバイトに行くのか・・・」と半ば絶望的になっていましたね(笑)
一睡もできず・・・
「ラピュタ見ながら少し眠れたら最高だな」と思っていましたが、
観始めると物語に集中してしまい、一睡もできませんでした。
エンディングの「君をのせて」が流れ出すと、僕は身を起こし、
「ああ、眠れなかった・・・」と体を伸ばしながらカーテンを開きました。
部屋に差し込む日の光。僕はまるでドラキュラのように、光に顔を背け、目をふさぎました。
昼間に部屋を暗くして映画を観ると、外の光に慣れるのに少し時間がかかるみたいです。
バイトへ
時計を見ると16:20くらいでした。
17:00からのバイトに行くには少し早い気もしましたが、
「今しももんと一緒に家を出ないと、絶対出るの遅くなるな」と直感した僕は、
「じゃあ帰るわ~」と言うしももんについて家を出ました。
3作続けて観て
3作続けて観て(一度眠りましたが)どれが1番面白かったかと言うと、
やっぱり「コクリコ坂から」ですかね~。。
何より、この映画を観たときが心身のコンディションが最高でした。
1作目の「ゲド戦記」は深夜だったので眠すぎて、
途中から目が痙攣しっぱなしでした(笑)
3作目の「天空の城ラピュタ」は、連続視聴となったのと、午後の眠い時間帯に観たのとで、
これもまた睡魔との戦いでした。
そんな感じで、まともな状態で観られたのは「コクリコ坂から」だけでした。
「コクリコ坂から」に感化される
もちろん、睡魔や疲労といった要因だけではなく、
昭和好きの僕にとって「コクリコ坂から」という映画はかなり魅力的でした。
あの街並み。あの夕陽。そして、あのエプロン・・・
僕はあの映画にものすごく感化されてしまったようです。
あれからエプロンを買いましたし、アジのフライも買いました。
エプロンをつけると、やっぱり家事が少し早くなります。
そして最近は手嶌葵さんの歌をよく聴いています。
まとめ
今回はコンディションがよくないときに一気に3作も観るという無茶をやりましたが、
次からはもう少し間隔をあけて、一作一作じっくり楽しみたいと思います。
まだ「借りぐらしのアリエッティ」が残っていますが、
テスト勉強やバイトがあるので、今回借りている期間中に観ることは難しいでしょう。
それについてはまた次の機会に、観れたら観ようと思います。
(おわり)