150. 怒涛のジブリ3連発(3)天空の城ラピュタ

映画「コクリコ坂から」を観終えたおぬまたちは、感慨にふける間もなく次の映画「天空の城ラピュタ」へ。疲労がたまっていたおぬまは寝ようとするが、一睡もできずにそのままバイトへ向かうことに。

すぐに次の映画へ

映画「コクリコ坂から」のエンディングが流れ、

「ああ・・・終わってしまった・・・」と感慨にふける間もなく、

トイレに向かって走りながら「次、ラピュタ頼むわ」というしももんの声で、僕は現実に引き戻されました。

「あっ、オッケー」と僕は「コクリコ坂から」のスタッフロールが流れ終わるとすぐに次の映画「天空の城ラピュタ」のDVDをセットしました。

やがてしももんは戻ってきて、ほぼ同時に映画が再生され始めました。

天空の城ラピュタ

「天空の城ラピュタ」は、前に一度見たことがあります。

宮崎駿が監督した2つ目のジブリ作品で、

随所に笑いどころがちりばめられていますよね。

でも、ただのコメディ映画ではもちろんなく、

時にはシリアスなシーンもあって、ドキドキします。

映画を観終わると「人間って何だろう。生きるとはどういうことだろう」と考えてしまうのも、ジブリ作品ならではの良さだと思います。

シータとパズー

パズーと話しているときは思いっきり子供だったシータが、

最後の方のシーンでムスカと向き合ったときには、ものすごく大人びたセリフを言っているのには、毎回驚きます。

「ここはお墓よ。あなたと私の。国が滅びたのに、王だけ生きてるなんて滑稽だわ。あなたはここから出ることもできずに、私と死ぬの」

シータの設定年齢は10歳ということですが、よくもまあそこまで思い切ったことが言えるなあと、

ただただ感心するばかりでした。

王家の血筋を受けた者は、心構えからして違うのでしょうか。

でもムスカも王家の末裔のひとりだということを考えると、

「シータがすごいだけなのかなあ」と思ってしまいます。

パズーも、10歳とは思えないほど勇敢でした。(詳しくは映画本編をご覧ください)

子どもには子ども特有の「悟り」に似たものが備わっているのかもしれませんね。

僕はどうだったかな・・・

コンディション

さて、映画自体はすごくよかったのですが、

僕自身のコンディションはあまりよくありませんでした。

前の日の夜遅くまで「ゲド戦記」を観ていましたし、

「天空の城ラピュタ」を見る直前まで「コクリコ坂から」を観ていました。

それに、朝は90分ほどオンライン授業を受けていたので、

僕の目と脳はギリギリの状態でした。

おまけに、「天空の城ラピュタ」が終わるころには、

僕はバイトに行かなくてはなりませんでした。

「この状態でバイトに行くのか・・・」と半ば絶望的になっていましたね(笑)

一睡もできず・・・

「ラピュタ見ながら少し眠れたら最高だな」と思っていましたが、

観始めると物語に集中してしまい、一睡もできませんでした。

エンディングの「君をのせて」が流れ出すと、僕は身を起こし、

「ああ、眠れなかった・・・」と体を伸ばしながらカーテンを開きました。

部屋に差し込む日の光。僕はまるでドラキュラのように、光に顔を背け、目をふさぎました。

昼間に部屋を暗くして映画を観ると、外の光に慣れるのに少し時間がかかるみたいです。

バイトへ

時計を見ると16:20くらいでした。

17:00からのバイトに行くには少し早い気もしましたが、

「今しももんと一緒に家を出ないと、絶対出るの遅くなるな」と直感した僕は、

「じゃあ帰るわ~」と言うしももんについて家を出ました。

3作続けて観て

3作続けて観て(一度眠りましたが)どれが1番面白かったかと言うと、

やっぱり「コクリコ坂から」ですかね~。。

何より、この映画を観たときが心身のコンディションが最高でした。

1作目の「ゲド戦記」は深夜だったので眠すぎて、

途中から目が痙攣しっぱなしでした(笑)

3作目の「天空の城ラピュタ」は、連続視聴となったのと、午後の眠い時間帯に観たのとで、

これもまた睡魔との戦いでした。

そんな感じで、まともな状態で観られたのは「コクリコ坂から」だけでした。

「コクリコ坂から」に感化される

もちろん、睡魔や疲労といった要因だけではなく、

昭和好きの僕にとって「コクリコ坂から」という映画はかなり魅力的でした。

あの街並み。あの夕陽。そして、あのエプロン・・・

僕はあの映画にものすごく感化されてしまったようです。

あれからエプロンを買いましたし、アジのフライも買いました。

エプロンをつけると、やっぱり家事が少し早くなります。

そして最近は手嶌葵さんの歌をよく聴いています。

まとめ

今回はコンディションがよくないときに一気に3作も観るという無茶をやりましたが、

次からはもう少し間隔をあけて、一作一作じっくり楽しみたいと思います。

まだ「借りぐらしのアリエッティ」が残っていますが、

テスト勉強やバイトがあるので、今回借りている期間中に観ることは難しいでしょう。

それについてはまた次の機会に、観れたら観ようと思います。

(おわり)

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