ちょっとしたミスから部屋中がしらだしまみれになり、踊りや生活に支障をきたすことになってしまった。おぬまは様々な方法で解決を試みるが、しらだしの香りは未だ消えずに残っている。
ドボドボドボ・・・
昨日の昼、炒め物に使おうとしらだしに手をかけたときのことです。
「あッ」
僕は手を滑らせ、しらだしのボトルが床に激突。
「ドボドボドボ・・・」
すさまじい勢いでしらだしが床を浸していきます。
「あああああ! このアホたれ!」僕は思わずこう叫んでいました。
しらだし「タレじゃなくて、だしだよ・・・(泣)」
‥べつに、シャレじゃないですよ!(笑)
とりあえず拭いてみた
一瞬あっけに取られていた僕ですが、次の瞬間にはしらだしのボトルをつかみ、持ち上げていました。
おかげで被害は最小限で済んだものの、買ったばかりのしらだしの10%くらいが流出。
鰹節入りの香ばしいしらだしの香りが辺り一面に漂い、「むしろこれでいいんじゃないか」とさえ一時は思いました。
しかし、そのままだと床がべたついて踊りにくくなってしまいます。
それだけは避けたいので、僕はクイックルワイパーで3回ぐらい床をふきあげました。
重なる悪条件
ところが、何度拭いてもべたつきや匂いは取れません。
ちょうど生乾きの洗濯物を干していたのと、
雨が降っていたのとで、床が湿っていたせいかもしれません。
エアコンが壊れていたので、除湿は使えませんでした。
窓を開けても寒いし、むしろ湿気が入ってくるし・・・
床のコンディション的に、踊りたくても踊れそうにありませんでした。
かまわず踊り始めた
しかし、僕はそう簡単には諦めません。
「ちょっとべたついたり、濡れたりしてるからってなんだ!」と、
コンディションの良くない床の上で踊り始めました。
ターンやVステップはもちろんのこと、
最近はムーンウォークの練習もやっています。
しらだしが残っている床で踊れば、靴下にもしらだしが染みていきます。
僕は部屋中を動き回っていたので、気がついたときには
部屋全体の床からしらだしの匂いが立ち上っていました(笑)
寝たら解決すると思ったけど・・・
しらだしの匂いが僕の部屋全体を覆い、手が付けられなくなったので、
僕は「もういい!」と言ってお風呂に入り、上がるとそのまま眠ってしまいました。
「寝てる間に、時間が解決してくれるでしょ!」という魂胆です(笑)
ところが、翌朝起きて鼻をかむとまず漂ってきたのは、ちょっと熟したしらだしの香りでした。
「うわ、まだ消えてないし!」
僕は愕然としました。
「3回拭いて、それから10時間くらい置いたのに、まだ香ってるのかよ・・・」
アドバイス
その日、バイト先で店長と副店長に「実は部屋中にしらだし臭が漂ってるんですが・・・」と相談してみました。
すると、副店長が「熱いお湯を・・・」と言い出したので僕は「あ、床にかけるんですね。僕も昨夜やってみようと思ってました」
「ちゃうちゃう。そんなことしたら下の階の人に怒られるで」
「えっ・・・」
「熱いお湯をしみ込ませた雑巾で拭き上げればええんちゃう?」
「なるほどー」
家に帰ってその通りにやってみましたが、床が濡れたままの中途半端な状態で「眠いからもう寝よう」と眠りについてしまいました。
このとき上から乾拭きしていれば、もう少しましになっていたかもしれません。
帰郷
その次の朝起きると、床はまだ湿っていました。
しらだしの香りもまだ少し残っておりました。
そして、踊ると「キュッ!」と抵抗があって「なんかやりにくい・・・」
「うーん。もうちょっと時間を置いたら乾くのかなあ。でもそれまで踊りを我慢するのもイヤだし・・・」
「うーん」
「うーん・・・・・・」
「・・・・・・」
僕は思い悩んだ末に、いったん実家に帰ることにしました。
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