こんにちは! おぬまです。
先週の月曜日、高校からの友人Iと2人でカラオケと食事に行きました。
体調を崩すほんのちょっと前のことです。
当初の予定
その日は、小雨が降っていました。
しかしすでに予約していたのと、お互いに行く気満々だったのとで、
「小雨決行」ということになりました。
2人とも4限(14:50~16:20)の授業があったので、
手筈としては、まずそれぞれの家に帰り、パソコンなどの重いものを置いて身軽になってから周船寺駅に集合し、
それから学研都市駅前のカラオケ「コロッケ倶楽部」を目指すことになっていました。
不測の事態
ところが、僕の授業が10分も長引き、周船寺駅に集まる予定時刻の17:00に間に合わなそうな状況になりました。
とりあえず「5分くらい遅れるかも。ごめん」とLINEし、小雨のなか急いで帰宅。
部屋に入ると、あらかじめ準備しておいたもう一つのカバンを背負って出発。
自転車を飛ばすと、5分遅れるどころか、定刻よりちょっと早く着きました(笑)
「着いたよ」とLINEを送ると、「まじか。実はまだ家についてない」という返信が。
Iも授業が長引いたのでしょうか。
電話がかかってきたので取ると、「ごめん、今家についた。コロッケ倶楽部って学研都市駅のだよね?」という声。
「そうだよ」と答えると、「じゃあ5分くらいで着くか・・・それじゃ、今から準備して17時20分くらいに周船寺駅行きますね」
え・・・? 僕はちょっと戸惑いました。時計を見ると17時7分。
もともと17時集合だったはずじゃ・・・まあ、こういうこともあるよね・・・あるかな・・・
することもないので、駅に出入りする人の流れを眺めながら待つことにしました。
すると、17時20分ごろに「着いた」というLINE。「え? どこどこ?」僕は「周船寺駅」と書いてあるところにいる、とあらかじめ伝えていました。

が、それよりもだいぶ手前の、まだ周船寺駅に至っていない場所にIは立っていました。
「そこかーい(笑)」
Iは相変わらずな感じでした(笑) 高校の頃にも何度となく戸惑いましたが、Iも同様に僕の「奇行」に戸惑っていることがありました。
まあ、お互いさまといったところですかね(笑)
見たところ元気そうだったので、少し安心しました。
ドリンクバー
さて、しばらく自転車を漕いでカラオケに到着。
少し予約時間を過ぎていましたが、15分以内の遅れならOKとのことだったので、そのまま入室しました。
このときIが、ドリンクバーのコーンポタージュをコップに注いでいましたが、あとで「薄すぎ! これはコーンポタージュじゃない」と抗議していました。
ちなみに僕は、梅昆布茶を選びました。これは、なかなかおいしいかったです。
驚異の「君が代」17連発
部屋に入ると、会話もそこそこにさっそく曲を予約。
Iと一緒にカラオケに来るのは、ほぼ1年ぶりくらいでした。
「たしか日向坂の歌をめっちゃ歌っていたような」と思ったのですが、Iの予約した曲は全く違うものでした。
それは「君が代」。
たまに、発声練習代わりに「君が代」を入れる人を見かけます。
ただ、僕は「君が代」で発声練習をするのは難しいんじゃないかなーと思います。けっこうサビが高いので、いきなり歌うにはむしろ難度が高いようにも感じます。
ところが、Iの場合は発声練習などではありませんでした。本気でした。
1回目にIが君が代を歌ったとき、点数は50点くらいでした。
「まあ最初だし・・・」と僕は言いましたが、Iは悔しそうでした。
そのせいか、あるいはほかに特に歌いたい曲がなかったのか、Iはその後何回も君が代を歌いました。
驚くべきことに、最初のも入れてその数17回(笑)
僕が歌っている最中に「2番目の曲 君が代」「3.君が代」「4.君が代」・・・「16. 君が代」と、次々に予約完了の通知が画面右上に出ました。
僕は歌いながら、思わず吹き出しそうになりました。「いくらなんでも、入れすぎやろ!」
君だらけ
特に話し合ったわけではないですが、僕たちは1曲ずつ交互に歌うことにしていました。(それが一般的だと思います)
なので、先に16個もIが予約を入れてしまったので、僕はその16個の予約の間に一つずつ曲を入れ込んでいかねばなりませんでした。
通常は予約も交互なので、ただ「予約」のボタンを押せばいいのですが・・・
「何にしようかなー」僕はちょっと迷いました。
しかし、すでにIの君が代の予約がたくさん入っているので、次々に入れて行かないと君が代が流れ始めてしまいます。
おまけに、君が代は演奏時間が短く、すぐに終わりが来てしまいます。
焦った僕は、「えーい!」と、とりあえずその瞬間に浮かんだ曲を次々に予約していきました。
すると、こんな風になりました。
予約リスト
1. 君が代
2. 君だけに(少年隊)
3. 君が代
4. デカメロン伝説(少年隊)
5. 君が代
6. キミに決定!(田原俊彦)
7. 君が代
8. 君は薔薇より美しい(布施明)
9. 君が代
10. 君に薔薇薔薇・・・という感じ(田原俊彦)
・・・・・・
奇数が友人I、偶数が僕の予約です。
思いついたままに入れたので、曲名などの関連性が高いものがそろいました。
特に意識したわけではないのですが、ふと予約リストを見ると、「君」で始まる曲だらけになっていました(笑)
もともと、君が代が半数を占めているというのはありますが。
少年隊は、3人組ですがそろいもそろって歌も踊りも素敵です!!
やっぱり継続って大事だな~
1時間が経ちました。
Iは相変わらず君が代を歌い続けています。
僕は、思いつくままに曲を入れていきながら「ビブラート回数50回」を目指して取り組んでいました。
結局50回は到達できませんでしたが、何かの曲で46回まではいきました。
「3分ちょっとの曲で46回って鬼だろ」とIは笑っていました。
そういうIは、17回も継続して君が代を歌ったことで、着実に「君が代レベル」が上がってきていました。
最初は50点そこそこだったIですが・・・なんと、10回目あたりから70点を超えはじめ、最終的には86点まで行っていました!!(DAMで)
17回歌って36点近くアップするとは、Iもなかなかやりますね~!
そういえばIは、高校の頃もこんな感じで、地道に努力を重ねて点数を上げていくタイプでした。
ちなみに、Iも「ビブラートをかける」と意識して声を震わせていましたが、機械が反応しないのか毎回ほぼ0回でした。
Iは「今のなんでカウントされない?」とちょっと怒っていました(笑)
Iからのリクエスト
今回の滞在時間は2時間半の予定でした。
そのうち残り時間が少なくなってきて、君が代に飽きたのかIはようやく日向坂の歌を歌い始めました。
僕は相変わらず歌いながら踊り、
一時はサザンオールスターズの「勝手にシンドバット」から田原俊彦の「抱きしめてTONIGHT」、そして尾崎豊の「I love you」、それから少年隊の「仮面舞踏会」とハードな歌を連続で歌いました。
・・・さすがに喉を痛め、息が切れました(笑)
見るとIも疲れ果てた顔をしており、とりあえず少し休憩しました。
といっても3分くらいのもので、僕はまた立ち上がりました。
Silvertoes
Iが「次はこれで!」とリクエスト。
「ちょっと休ませてくれやー」・・・ある意味「涙のリクエスト」。
そうそう、以前僕がIの前で「涙のリクエスト」(チェッカーズ)を歌ったとき、Iは「おお、この歌イイ!」となぜか興奮していました。
この日も「涙のリクエスト」を歌ったころIは覚えていて、「あ、あのいい曲じゃん!」という風に反応していました。
たしかにいい曲です!
僕がこの日この曲を歌ったとき、出だしで「最後の リ~ク~エ~~~~スト」という部分があるのですが、
伸ばしすぎて「リ~ク~エ~~~~~♪」で次の歌詞に行ってしまいました。
するとIが、首をかしげて眉間にしわを寄せ「リクエ?」と言いました。
その仕草が妙にツボにはまって、僕はその後しばらくまともに歌えませんでした(笑)
それはともかく、そうそう、Iがある意味「涙のリクエスト」ともいえる「鬼のリクエスト」を、疲れた僕にしてきたのでした。
今度はフィリピンあたりの歌で、「Silver Toes」という曲でした。
もちろん僕は、この歌も知りません。
わからないながらも歌っていると、途中から急にテンポが速くなり、僕は焦りました。
しかしコツをつかめたのか、流れに乗れるようになってきて「なかなかいい感じの歌じゃん!」と僕は歌いながらIに言いました。
歌詞をしっかり覚えて歌えば、なんか盛り上がりそうな歌でした。
4連チャン
どちらの曲も、初めての曲でしたが何となく雰囲気で歌っていたら、「情歌」が71点、「Silvertoes」は76点でした。(DAM)
この2曲を歌った後、もともと僕が予約していた次の曲「ごめんよ涙」(田原俊彦)が流れ始めました。
「4連チャンかい!」
ともかく歌い、踊り、そしてこれが最後の曲になりました。
Iは「さっきヘンな曲を2つ歌った分、うまくなったんじゃない?」と言ってきました。たしかに、手探りで歌った後に知っている歌を歌うと、ものすごく簡単に思えました。
何か食べよう
「ごめんよ涙」を歌い終わった後は、荷物をまとめて部屋を出て、お会計を済ませました。
そしてカラオケを後にし「なんか食べるかー」いうことに。
Iは食事付きマンションに住んでいるようで、軽めに取ると言っていました。
僕はもちろん自炊なので、この食事で晩ごはんを済ませるつもりでいました。
最初「からよし」という唐揚げ専門店が気になっていたのですが、通り過ぎてしまいました。
その後、焼き鳥屋が2軒ありましたが、迷った挙句いったん素通り。
小雨が降る中、とりあえず周船寺の方へ向かい、「炎屋」という鶏肉屋さん(?)に行ってみようと僕は提案しました。
しかし、近くまで行ってみるとけっこうガッツリ系の食事屋さんっぽくて、Iが「戻ってさっきの焼き鳥にしよう」と言いました。
焼き鳥屋まで戻ってみると、テイクアウトできるようでした。持ち帰り用の受付で「何分くらいで焼きあがりますか?」と聞くと「15分くらいです」
「この雨の中、15分も待つのはちょっと・・・」ということになり、お店の中で食べることにしました。
結局、がっつり食事する形になってしまいました(笑)
焼き鳥 扇屋
この「焼き鳥 扇屋」では、2人とも4本ずつくらい食べたと思います。
僕は追加で焼きそばも食べました。

店内はけっこう騒がしく、酔っ払った中年の女性たちの笑い声が耳に響きました。
Iは顔をしかめ、「俺こういうお店で働いてみたいと思ってたけど、この喧騒に耐えられんからムリやなー」と言っていました。
途中、頼んでいないものが来たので、お店の人に言って下げてもらいました。
誰かの注文した品が間違って来たのでしょうか。でも、さっきこの机に来た焼き鳥は出されないでしょう。じゃああれはどうなるのか・・・店員さんが食べるのかな?(笑)
最後に、2人で「黒ゴショウ 上砂ずり」みたいなものを分けて食べることにしました。
しかし、注文してもなかなか来ません。
そして店内の騒々しさはますます高まるばかり。Iはがっくりと肩を落とし、そのうち机の上に突っ伏してしまいました。
・・・それからしばらくして、ようやく注文の品が届きました。
注文してから15分くらいが経っていました。
2人とも「・・・」と少し黙り込みましたが、ともかく美味しくいただきました。
「この食感、いいね!」「レモン汁もけっこう合うねー」
しかし、お会計を済ませてお店を出た後、Iがぽつりと
「さっきの砂ずり、待たされた割にショボかったね」
それは僕も同感でした。
560円もしたのに、小鉢に小さな砂ずりが数切れとは・・・
もしかしたら、よほど上質な素材を用いていたのかもしれませんね。
実はかなり近くに住んでいた
焼き鳥屋さんを出てから、周船寺のあたりまで自転車を漕いでいると「俺んちこの辺」とIが言い出しました。
ふと辺りを見渡すと、僕の家から歩いて10分もかからない距離でした。
「え、この辺? 僕もあの辺に住んでるんよー」
「ええ! めっちゃ近いやん! 知らんかった」
シェアハウスに住んでいたときはかなり離れていましたが、今やまさに目と鼻の先。
「じゃあまた今度、よろしくね~!」
「近いから、お互いに家を訪ねたりもできるね~」
・・・こんな感じで、Iと僕は別れました。
また近いうちに、きっと会えることでしょう。
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