84. すみません、よくわかりません

こんにちは！　おぬまです。

今日は4日ぶりくらいにバイトがありました。

今週は月曜日と土曜日しかなかったのですが、楽だったのかどうか。

むしろ間が空きすぎて、感覚が鈍ってしまった感じはありましたね。。。

・・・でも大丈夫！　来週は週4で入ってます（笑）

おじいさん

お店の中でプライスカード（値段とか商品名が書いてある紙です）の乱れを整え、

自転車をきれいに並べ直していた午後。

「ふーっ。今日は暑いなあ。冷房ガンガン効いてるのになぜか汗だくだよ」

僕は誰もいないところで独りごとを言っていました。

すると、ふとドアが開き、おじいさんが入ってきました。

開放的な服装で、涼しげ。そしていきなり口を開いて話し始めました。

「あのね、スポーツバイクのね、変速とね、ブレーキの・・・〇×△～・・・」

あまりにも早口だったので、何の話なのかよくわかりません。

僕は戸惑い、目をぱちぱちさせました。

「あの・・・」と、口を挟もうとしたその瞬間、

「すみません、よくわかりません」

突然おじいさんの腕時計がしゃべりだしました。

「その声は・・・Googleアシスタント！！」

慌てて腕時計を押さえたおじいさんの顔と、その腕時計を見比べていると、僕は思わず吹き出しそうになりました。

気を取り直してまた早口でしゃべり始めたおじいさん。

おじいさんは気を悪くするかもしれないぞ、と思いながらも、僕はこう言わずにはいられませんでした。。。

「お客さま～、すみません、よくわかりません」