70. 夢が醒めたら

昨日、家族が僕の新居に遊びに来ました。

みんなでワイワイ楽しんだあと、「さて帰るか」ということになって僕はマンションの駐車場まで見送りに行きました。

「またね～」と手を振った後で、マンション内に戻ろうとすると「あ、鍵がない！」

慌てて家族の車を探したところ、まだそう遠くまでは行っていない様子。

スマホが部屋の中にあったので、僕は自転車に乗って追いかけようとしましたが・・・

なんと自転車にも厳重に鍵がされていました。

「え、なんで？　ダイヤル式のはずなのに、鍵式になってるし！」

突然のことで僕はかなり焦りましたが、とにかく家族から鍵を返してもらわないと家に入れません。

「え～い、めんどくさい！」と、僕は自転車をガリガリ引きずりながら自分の足で走り出しました。

「そのうち、摩擦で鍵が壊れて自転車に乗れるようになるだろう」という魂胆。

意外と速く走れたのか、30分ほどで車に追いつきました。

ところが、そこはもう佐賀。

「いや～、ここから帰るの面倒だな～」と思ったところで・・・

目が覚めました。

「夢だったか・・・」

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夢が醒めたら、ひとりぼっち。

シェアハウスの頃は、部屋を出れば「おはよう」と言い合う同居人がいました。

しかし、一人暮らしとなると・・・部屋を出ても誰もいませんし、たまにエレベーターなどで見かけてもスマホに見入っていて知らん顔。

なんか寂しいなあ・・・

バイト先の副店長は、「最初はそうやけど、慣れたら逆に人がいるのがうっとうしくなる」と言っていましたが、どうなんでしょう。

一人暮らしを始めて12日。

まあ、大学の授業が始まって忙しくなれば、こうやって孤独をかみしめる機会も

少なくなるのかもしれませんね。