59. 「教師びんびん物語Ⅰ」登場人物まとめ

どうも~、おぬまです!

さて、前回までは1話ずつ「教師びんびん物語」の話の流れを追っていく方向でしたが、

すでに最終話まで見てしまったこともあって、「今から1話ずつ振り返りながら書くのは大変」と感じたので、思い切って

登場人物ごとにまとめてみることにしました☆

(これから「教師びんびん物語」を見ようかな、と思っておられる方はネタバレ注意です(;^ω^))

☆銀座第一小学校☆

徳川龍之介(田原俊彦)


・・・この物語の主人公で、5年1組担任。

「この世でいちばん大切なのは愛だ」と断言し、自分のクラスの生徒全員に対して強い愛情をもって接する「熱血教師」。

自分が正しいと思えば、権力者にも敢然と立ち向かっていくが、あまりにも子どもと保護者の間の関係に立ち入りすぎるので、同僚の満田亀造から非難された。

いつも前向きで明るいが、立派な政治家だった父親が無実の罪を着せられて廃人同様になり、高校生の時にグレた。

そのとき教育実習生の国立響子と出会い、生まれ変わる。

銀座第一小学校に赴任したあと、小料理屋の女将さんとなっていた国立響子と再会するが、それまで国立響子に抱いていたのは尊敬心だけではなく、恋心も抱いていたことをのちに思い知らされる。

榎本英樹(野村宏伸)

親譲りの小心者だと自覚しており、自己紹介の時、黒板に書いた名前が小さすぎて「読めない」と生徒たちに文句を言われた。

着任早々の徳川に好意を持ち、「よかったら寄っていきます?」と軽い気持ちで自分のマンションの部屋(めちゃくちゃ広い)に誘ったらそのまま居座られてしまった。

同じマンションの隣の部屋に住んでいる奥沢いずみに好意を持っているが、なかなか思いを打ち明けられず一人思い悩んでいる。

物語の中盤以降は、異常なほどに徳川に依存していた・・・ように見えた。

満田亀造(萩原流行)

・・・典型的な「5時から男」で、日中は死んだように生きているが夕方5時になった瞬間、元気になって騒ぎ出す。

「生徒にも親にも干渉しないのが一番」だと主張して徳川をしばしば非難。
奥沢いずみに好意を持つが、それ以外にもたくさんの女性にちょっかいを出す。(いわゆるセクハラ男かな)

昼間を除くと、底抜けに明るい人間のように思えるが、実は孤児で虐待を受けていた過去を持つ。

そして、お金を払ってまでして自分を高校に行かせてくれた中学の恩師(徳川のように正義感が強かったらしい)が、大学時代に再会したとき廃人同様になっていて、衝撃を受けたという。

徳川を見て、今は廃人同様になっている中学の恩師と似たものを感じ取ったのか、事毎に徳川のやり方を非難し、「いろいろ背負いこみすぎるな」としつこく言い続ける。

そして物語の終盤で徳川に自分の過去を打ち明け、「お前は俺の中学の恩師のようにはなるな。いつまでもいい先生でいてくれよ。子どもたちにとって、お前はヒーローなんだからな」と言った。

仲山校長(佐藤允)
・・・徳川に好意を持つ。徳川が事件に巻き込まれ、教頭が徳川を叱るように求めるたびに「難しい」とつぶやき、すべての采配を徳川に任せていた。

不正を許さない、いい校長で、徳川が無実の罪を着せられて免職された時には教育委員会に粘り強く交渉して徳川の復職を実現した。

実は元愚連隊らしい。

御前崎教頭(阿藤海)
・・・何か事件が起こるたびに、いつも「114年の名誉ある銀座第一小学校もこれで終わりだ」などと言っている。

事なかれ主義の男で権力者に弱い。

酒癖が悪いのでお酒の席ではいつもオレンジジュースを飲んでいるが、たまに教頭の酒癖を知らない人にお酒を勧められて飲んでしまうと、「バカヤロー!」と叫んで暴れ出す。

いつも頭を下げ続けているので、たぶん相当ストレスがたまっているのだろう。


女性教師3人衆
・・・いつも3人で行動している。けっこうお酒の席にも出没する。

徳川が免職される原因となった事件現場にもいたが、ただ見ているだけだったので後で責任を感じて反省していた。

☆奥沢姉妹とその関係者☆

奥沢まゆみ(紺野美沙子)

・・・プライドが高いお嬢様。はじめは徳川のことを嫌い、会うたびに口論していたが、次第に自分が徳川に対して好意を持っていることに気づき始める。

フィアンセだった鹿島を振って徳川にアタック。徳川にはつれなくされるが、「それでもかまわない」と後を追いかけ続ける。

住んでいるマンションの1階の部屋を使って、英語塾をやっている。

奥沢いずみ(五十嵐いづみ)
・・・奥沢まゆみの妹だが、血はつながっていない。(愛人の子)
CAの仕事をしていて家にいないことが多い。

人当たりがいいので、徳川や榎本、満田などいろんな人から好かれる。
榎本と満田はそんな彼女をめぐって争ったこともある。

物語後半で義姉のまゆみに嫌気がさしたと言ってアメリカのロサンゼルスに転勤してしまう。

鹿島(五代高之)
・・・奥沢まゆみのフィアンセ。ボンボンだが学生時代にボクシングをやっていたらしく、そこそこ強い。

財産や地位などを生まれながらに与えられており、徳川たちに対していつも鼻持ちならない態度をとってくる。

まゆみの家を頻繁に訪れ、毎度花束を手に持っている(毎日花束を持ってこられても迷惑な気がするが)。

いつもまゆみと口論している徳川を目障りだと感じ、裏で教育委員会に手を回して徳川を免職させた。

その後、まゆみが徳川に好意を抱いていることに気づき、強引にキスを迫るが拒まれて怒り、まゆみや徳川、榎本に突進しようとしてかわされ、ゴミ置き場に飛び込む。

物語後半で徳川とお酒を飲んだ際に飲みすぎてしたたかに酔い、「僕だってみんなと飲んで騒いだりさ、女の子からかったりしたいよー。。。一度きりの人生なんだからさ、楽しみたいよお、父さん。。。」と普段ひた隠しにしている本心をさらけ出した。

まゆみとヨーロッパに新婚旅行に行く予定だったが、振られたので一人で旅立った。最後、徳川の粋なウソのおかげで、まゆみにもう一度だけ会ってさわやかに別れのあいさつを交わすことができた。

奥沢大造(平幹二朗)
・・・まゆみといずみの父親。奥沢建設の会長で、財産をたくさん持っているらしい。徳川と榎本が住んでいるマンションを建てた男でもある。

言うことを聞かない娘たち、とくに自分が縁談を取り持ったカシマを振って徳川を追いかけたまゆみに腹を立て、物語終盤についに徳川たちの前に現れた。(ラスボス感)

ボクシングの元チャンピオンを用心棒につけ、徳川の家に無断で何度も侵入した。(不法侵入じゃん)

「お前などに娘はやらん」と徳川に言い放っていたが、途中で気が変わったのか急に2人をくっつけさせようと画策し始める。

しかし物事がおかしな方向に行き、まゆみが勘違いして実家に帰ってくると怒ってまゆみを勘当した。

その後、なぜか徳川の家に行き、涙を流して「まゆみを幸せにしてくれ」と頭を下げた。

行動が矛盾しているというか、ちょっとよくわからない男。・・・自分も親になったらわかるのかなあ。。。

☆小料理屋 四季☆

国立響子(五十嵐淳子)
・・・四季の女将。教育実習で行った高校で徳川に出会う。

夫は夢を追いかけてどこかへ行ってしまったので、女手1つで娘(徳川の教え子)を育てた。

謎の常連客(大竹まこと)
・・・いつも同じ席に座っていて、お酒ばかり飲んでいる。たまに決め台詞をつぶやく。

実は国立響子の夫だった。その名は江崎次郎。

夢を追いかけて家族を捨てていったが、自分の死期が近いのを悟って妻子のもとへ現れたのだという。

女中さんたち
・・・気が強い。たまに絡んでくる変な客にも、恐れず立ち向かう。

☆5年1組の生徒たち☆

転校していった子も含めると全部で17人。絵を描くのが好きな青木くん、民謡がうまい関根くん、親がラーメン屋をやっている佐藤くんや安曇さん、徳川先生のことを愛していた渡辺さん、食べるのが大好きな西村くん、国立響子の娘の国立さんなどがいる。

☆そのほか☆

三田(長塚京三)
・・・三田不動産を経営している、地上げ屋。最初に登場したのは佐藤くんと安曇さんの親がやっているラーメン屋の土地を強引に買収しようとしたとき。

すぐ消えるキャラかと思っていたら、物語終盤までちょいちょい出てきた。

2回目以降出てくるときは、なぜか常にサングラスをしていた。

小料理屋四季で酔っ払って「どうせ俺は地上げ屋だ」と暴れたり、わざとボヤ騒ぎを起こし、消防士に扮装して徳川と奥沢まゆみを誘導して無理やり二人きりにしたりと、毎回お騒がせな人物。

大家のおばあちゃん(野村昭子)
・・・徳川が以前住んでいたアパートの大家。1人で3人分しゃべる。

自分に都合が悪い時は耳が遠いふりをする。

徳川に対して、けっこう強引なところもある。

孫がいるらしい。

キャサリン
・・・海外からやってきた教育実習生。

徳川に「私の好きなタイプよ。ボーイフレンドになってほしい」と英語で言うと、英語のわからない徳川は全部「YES, YES」と答えてしまい、それ以後、教育実習期間中はずっと徳川にくっついて歩いていた。

奥沢まゆみと、徳川をめぐって英語で口論するが、すぐに打ち解け「あなたの恋が成就することを祈っているわ」と言って本国に帰っていく。

実は日本語が堪能(じゃあ最初から日本語で話そうよ笑)。

感想

こんな感じで、人物ごとにまとめてみるのもいいですね~。

ただ、オープニングを見ても、メインキャスト以外は役者さんの名前だけが表示されていたので、1人1人の役名と俳優・女優の名前を調べるのが結構大変でした( ;∀;)

いろいろ試行錯誤した後でふとウィキペディアを調べると、なんと役名と役者さんの名前が、ほぼすべて載っているではありませんか!!

「さっきまでの苦労は何だったんだ~」と拍子抜けする思いでしたね。。。

物語全体を通して、「教師びんびん物語」第1シリーズは本当に愛があふれているなあ~と感じました。

主人公の徳川龍之介はもちろんのこと、それ以外の人物もみんな、なんだかんだ言って優しいところがある人たちばかりでした。

そして、この作品に関してすごくいいな、と思ったのは「キャラの消し方が雑じゃない」こと。

僕が今まで見てきたドラマなどでは、いやなキャラなどはいつの間にか登場しなくなっていたり、現実的にあり得ないような理由で無理やり消されていたりと、「雑な消し方」が目立つものが多かったです。。。

しかし、この作品ではそういうことはなく、例えば終始お邪魔キャラだった鹿島でさえも、最後はさわやかな感じでヨーロッパに消えていきました。

こういう「いい感じのキャラの消し方」をしてもらえると、見ていてとても気持ちがよいです。

それにしても、ウィキペディアで各人の情報を見ていると、けっこう既にお亡くなりになっている方が多くてびっくりしました。

もう33年も前のドラマですもんね。。。

・・・トシちゃんは、もっともっと長生きしてほしいです!(^^)/

還暦になっても昔と同じくらい踊れているから、当分は大丈夫でしょう(^^♪

おすすめです!!

最後になりましたが、この「教師びんびん物語」、めっちゃ面白かったです!!

面白いだけじゃなくていろいろと考えさせられる、素晴らしい作品だと思いました。

皆さんもぜひ、一度ご覧になってみてください(^^)/

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※本作は「『教師びんびん物語』を見て③」を改題したものです。(2021年9月1日)

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