㉗唐津への旅 by bicycle 1日目

こんにちは! おぬまです。
突然ですが、皆さんは「HafH(ハフ)」というサービスをご存じでしょうか? 

HafHとは、公式サイト曰く「好きな時に、好きな場所で働くための、全国300施設以上の宿が使い放題の月額制多拠点サービス」のことで、

要するに「事前に決められた金額を支払っておけば、その月は全国にある(日本のみならず海外にも! 海外を含めると泊まれる宿の種類は809拠点にも上ります)好きな宿に泊まれる」サービスなのです。

HafHの公式サイトはこちら↓

https://www.hafh.com/invite/Pom2xC7ywI8YfY8g

ちなみに、上のリンクから会員登録すると、宿泊する際に部屋のアップグレードなどに使える「ハフコイン」が500枚ももらえるそうです(^^)/

HafHについて

それでは、HafHの具体的な料金プランを見てみましょう!

1.おためしHafH
料金は月に3000円で、月に最大1泊できます。「まずはHafHがどんなものか試してみたい!」という方にお勧め。ちなみに、僕も今月はこのプランで行きました。

2.ちょっとHafH
料金は月に16000円で、月最大5泊できます。僕は、来月はこのプランにしてみようかなと検討中です。このプランにすると毎月ハフコインが100枚もらえるそうです。

3.ときどきHafH
料金は月32000円で、月最大10泊できます。10日あれば、いろいろなところを旅することができると思います。

バイトをしてお金がたまってきたら、このプランにしてみたいです!!

4.いつもHafH
料金は月82000円で、いつでも宿泊が可能です。(ただし、たいていのホテルは予約が必要です)このプランにすれば、毎日旅をし続けることもできます。

しかし、何と言っても料金が高い! 僕が今住んでいるシェアハウスの家賃の2倍以上はします。


このプランにするなら、正直定住する家は必要ないかな、と思うので1人暮らしなどの場合は家を捨ててホームレス化することをお勧めします。

1~4のどのプランも、ホテルや旅館に宿泊する際には事前に予約が必要な場合が多いです。

僕は最初、HafHに登録しておいてホテルや宿に行けば、その場で泊まれるのかと思っていました。。。

直前に予約すると、満員となっていて予約できないこともあるので、早めに予約しておいた方が無難でしょう。

午前中~夕方(前哨戦!)

さて、それではさっそく本編に入っていきたいと思います。

時は6月29日火曜日。僕はHafHを使って、事前にこの日に唐津にあるホテル「Hotel KARAE」に泊まる予約をしていました。

前日の夜遅くまで同居人Yと将棋を打って寝不足気味でしたが、朝起きてからも「将棋しよう」という気持ちにお互いになり、結局2日合わせて5局も対局し、3-2とかなり接戦。

僕は、最後の1試合で凡ミスをして序盤に角を取られてしまったので、今度リベンジしたいです。

こうして、6月29日の午前中は将棋三昧で終わり、昼には大家さんが「みんなでウナギを食べよう」と、ウナギをおごってくれました。

めっちゃおいしかったです!!

ウナギを食べてお腹いっぱいになり、「さーて唐津まで行くか」と思いましたが、寝不足と満腹から頭がぼんやりとし、「このまま唐津までチャリを漕ぐのは危険」と判断したため少し寝ることにしました。

ところが、布団に入ってすぐ聖子さん(松田聖子)のCDをかけてしまったため、目が冴えてきてその後1時間半ほど「眠いのに眠れない」状態が続きました。

そして15:00には弟から電話があり、母と弟と3人でしばらく会話をしましたが、眠すぎて相手の言っていることがよく頭に入ってこず、10分くらいで切ってしまいました。

「今度こそ眠らないと、ホテルのチェックインに間に合わなくなる」と焦った僕は、部屋の中を暗くして窓を開け、しっかりと目をつぶって布団にくるまりました。

・・・・・・・・・・・

・・・どれくらい時が経ったのでしょうか。ふと目を覚ますと、汗だくになっていました。窓の外は少し暗くなってきています。

「ワンチャン手遅れ」と思いながら時計を見ると、17:00。チェックインは15:00~23:00なので、まだ間に合いますが早く出発しないと、道中で暗くなってしまい危険です。

母屋に行くと、同居人Yはウィンドサーフィンのサークルの見学、同居人Kは部活とどちらも不在。

僕は静かな部屋を大きな足音で駆け抜け、愛車に乗り込むと一気に漕ぎ始めました。

夕日の中をサイクリング

なかなかいい景色。

唐津まで行く道は、ほとんどが海沿いにあるので常に海を見ながら自転車を漕ぐことができ、爽快な気分になれます。

特にこの日は夕方だったので、夕日が海に溶けていく様をじっくりと見ることができ、荘厳な気分になれました。

ついに唐津市に突入!
「佐賀県唐津市」の看板の裏側。

そしてしばらくすると佐賀県唐津市に突入。

当たり前ですが、上の看板を裏から見ると、「糸島市」と書かれていました。

その後はただ無心に漕ぎ続け、唐津市の中心部の方へと入っていきました。

唐津城が近い!!

そして19:00になり、やっとホテルに到着。ホテルは商店街の中にありました。

ホテルの中には映画館やレストラン、カフェなどがあり、ホテルの向かいには「日本初! 授業をしない武田塾」という塾がありました。

その武田塾ですが、23:00過ぎにちょっと外出した時にも中に学生っぽい人がいて、「夜遅くまで頑張るな~」と思いました。

ホテルチェックインのあと

商店街を歩いていたら急にホテルが現れたので、びっくりしました
部屋はドミトリーとなっていて、8人部屋でした

ホテルに入り、チェックインを済ませると、部屋の中へ。

部屋タイプが「ドミトリー」だったので、個人のスペースは寝る場所だけで、仕切りとしてはカーテンがあるだけでした。

セキュリティ的にちょっと心配でしたが、ベッドの枕元に金庫があったので貴重品はそこにしまい込みました。

20:00になり、「夕食に行くか」と思い立ちましたが、時間が遅かったので開いている店は少なく、たまに開いている居酒屋などは「20歳未満立ち入り禁止」などと書いてあったりして、しばらく街中をうろうろさまよいました。

なんかいい感じ。

やっと、「やすけ」というお寿司屋さんが開いているのを発見し、さっそく入店。

ちょうどお客さんは他に誰もおらず、貸し切り状態でした(^^)/

さて、入店するまではよかったのですが、メニューを見るとどれも高く、「何にしたらいいんだろう?」と迷ってしまいました。

そこで、女将さんに「何かおすすめはありますか? いろいろ楽しみたいのですが」と尋ねると、6000円のコース料理をお勧めされました。が、ちょっと高すぎる・・・

僕が難色を示していると、大将が「おまかせ寿司(10貫)がいいよ」と言ってくれました。

こちらは3600円で、さっきのコース料理よりは安く食べられます。

テーブルの奥には寿司ネタがずらり。

目の前に並んでいる寿司ネタの中に、アレルギーであるエビを発見したので、そのことを大将に伝えると「了解! どこのお寿司屋さんでも、アレルギーがあるときはちゃんと伝えれば対応してくれるから、安心してな」と教えてくれました。

寿司登場!

しばらく「どこから来たと?」「糸島です」「おおーっ! 頑張ったねぇ! 以前いらっしゃたお客さんの中には『佐世保から歩いてきた』とかいう人もいましたよ(笑)」などと、とりとめのない話をしました。

大学がいまだにオンラインであることや、シェアハウスに住んでいて野菜を育てていることなどを話すと、大将も女将さんも面白そうに聞いてくれました。

話が楽しく弾む中、気がつくとお皿は空になっていて、僕は寿司10貫をすべて食べ終わってしまっていました。

ホテルまで2時間半くらい自転車を漕ぎ続けて、結構カロリーを消費していたのでまだお腹が空いており、話を続けたい気持ちもあったので、追加で「いなり一人前(8個)」を注文しました。

いなりは4個ずつ、2回来ました。

いなりを食べていると、大将が「それにしても、共通テストに変わったり、コロナで大学に行けなくなったり、今の大学生は大変やねー」とつぶやきました。

確かに、結構いろいろなことが高校3年から大学1年の間にかけて起こっています。よく考えると、これって普通じゃない・・・

でも、僕の人生の中で世間一般でいう「普通」を生きたことって数えるくらいしかない気がするんですよね(笑) 

いつも周りのみんなから「普通じゃない」と、いい意味でも悪い意味でも驚かれていたような・・・

しばらくして、大将が「私の友人にね、東大を目指したけどちょうど全学連の学生運動が起きている時期と重なっていたので入れず、京大に行って科学者になった人がいるんですよ。彼はよくそのころの話をして『どうだ、特別だろう』と自慢の種にしていますよ。」

大将は言葉を続けて、「だから、君もあと80年くらい生きたら周りの人に『自分は共通テストに変わったり、コロナで大学がオンラインになったり、東京オリンピック2020が延期になったりした特別な年に大学生になった、伝説の男だよ』と自慢できるよ(笑)」

女将さんも「長生きして、『コロナの時代を生きた最後の一人』になったらいいじゃない」と笑っていました。

たしかに、そういう考え方をすれば何もかもが「ネタ」になってくると思います。楽しい時も、つらい時も。

「人生はネタの連続である」これは、哲学界に新たな学派(ネタ派?)を打ち立ててもいいかもしれません。(笑)

長生きするには?

ここまで話してきて、僕は「じゃあどうやったら長生きできるんだろう?」と気になりました。

そこで大将と女将さんの2人に聞いてみたところ、

大将「うーん、まずは遺伝的要素が大きいね。おじいさんおばあさんは長   生きですか?」
おぬま「そうですね。比較的長生きな方だと思います。。。」
女将さん「あとは食事ね。肉・魚、野菜をバランスよくとるのがいいそうですよ」
大将「牛乳か豆乳と納豆は大事だね。あとは肉・魚をしっかり食べてたんぱく質を取ることかな。」
おぬま「なるほど。僕は豆乳と納豆は常備して毎朝摂取してます(^^)/ あと、野菜は畑で採れるので、冷蔵庫に収まり切れないほどあります。あとは肉・魚ですね。。。」

実際、僕の食生活で不足しがちなのは肉・魚でした。

1週間ほど前まで、シェアハウスに住む住人が誰一人として肉・魚やコメを買ってこず、野菜や納豆ばかりを食べて全員がやせていく生活を送っていました。

数日前に僕が「このままではいけない!」と肉と米を買ってきてみんなで食べたのですが、米がまだ十分に残っているものの、肉は2日ですべて消費しつくしてしまい、また「肉なし生活」に戻ってしまいました。

家に帰ったら、肉・魚を買いに行かねばなりません。

おわりに

話がひと段落したところで、僕はおもむろに席を立ち、お勘定をするためにレジへ向かいました。

一応事前にクレジットカードを使えることを確認していたので、さっとそれを取り出して女将さんに渡します。

2日ほど前に初めて使ったクレジットカード。

正確には僕が持っているのはデビットカードで、先に入金しておいた分だけ使えるので、使いすぎて借金してしまう心配がありません。

現金だと小銭を取り出したり数えたりするのに手間取って時間がかかり、後ろに並んでいる人々から冷たい視線を送られることがあるのですが、カードだと釣銭を気にせずに使えるので、「カードめっちゃいいじゃん!」と感じました。

女将さんも「実はカード読み取り機、1週間ほど前に導入したのでまだ慣れていないんですよ」と言っており、事実操作にけっこう手間取っておられました(笑)

女将さん「すみませんね、慣れていないもので(笑)」
おぬま「いえいえ(笑)どうもありがとうございました!」
大将「がんばれよー!」

こうして僕は「やすけ」を後にし、「唐津への旅 by bicycle」1日目が終わりました。

(続く)

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