㉖「自分で髪切ってみようかな」→大失敗!!

こんにちは! おぬまです。
突然ですが、髪切るのってけっこう高いと思いませんか?
だいたいこれまで髪を切ってもらったお店では、どこも3000円前後の料金がかかりました。同居人Yも、「散髪の相場は3000円前後っぽいね」と以前話していました。

実家に住んでいたころは、髪を切るのにかかるお金は家計から出してもらっていたので、高いかどうかなんてあまり考えていませんでした。

しかし、実家を離れて暮らすようになり、散髪料金を自分で支払うようになると、「月に1回3000円も出費するのはけっこうきついな・・・(僕は大体月1で髪を切っています)」と思うようになりました。3000円あれば、ちょっと豪華な食事ができます。

隣人は自分で髪を切っていた

そんなとき、お隣の農家さんが「子供の髪も、自分の髪も自分の手で切っている」と教えてくれました。その家は子供が3人いるので、確かに親としては「全員床屋や美容室で髪を切っていたら出費がすごいことになる」と感じても無理はありません。ちなみに、僕の家も3人兄弟です。

「お隣の農家さんは自分で髪を切っているのか。よーし、それなら!」

僕はこれからは自分で髪を切ろう、と思いました。思い立ったが吉日。さっそく近所のビバホームに、髪切りセットと鏡(実はそれまで僕の部屋には鏡がありませんでした)を買いに自転車に乗って出かけました。

お目当てのものは比較的早く見つかりました。しかし、鏡を壁にかける時のフックが見つからず、しばらくうろうろした後に店員さんに教えてもらいました。ついでに布団にかける「い草マット」も購入。

い草マット。

こうして無事買い物が済んで、さて帰ろうとなったときに、僕はある事実に気がつきました。「自転車で来たけど、鏡とい草マットはどうやって持って帰ったらいいんだろう」

大きさはどちらも1メートル以上あり(い草マットは120センチくらいありました)、とてもかばんに入る大きさではありませんでした。

鏡は1メートル近くありました

しかし、無理やり押し込み、結局全体の半分以上がカバンからはみ出していたものの、どうにか自転車に乗って帰れるようになりました。ところが大部分がカバンからはみ出しているので、ちょっと横に傾いただけで右にフラフラ、左にフラフラ。周囲の怪訝そうな目も心に刺さりました。

何とか家の前までたどり着いたところで、ほっとして気を緩めたために自転車ごと横へ転倒。

「あーっ!」

近くにあったミカンの木にぶつかり、まだ青い実がパラパラ。

さあ、髪を切ろう

散々な目に遭い、息も絶え絶えに自室に入ると、とりあえず「い草マット」を布団にかけて、しばらく休憩を取りました。

息が整ってきたころに鏡と髪切りセットをカバンから取り出し、電動ドライバーで鏡を壁に固定しました。

髪切りセットはこんな感じ。↓

これで2500円くらいしました。

いま改めてこのセットの説明書きをみたら、「ヘアカットの仕方を写真と動画で配信中!」と書いてあったのですが、自分で髪を切ったときはその記述に気づかず、とにかく自分で切りたい放題に切っていきました。

前髪を切るところまではまあまあ良かったのですが、問題は側頭部。まず左側面を切っていったのですが、少し切りすぎてしまいました。「右も同じくらい切ればいいや」と思っていると、今度は右側面を切りすぎてしまい、「ちょっと左の毛量減らすか」「右の方が多くなったな、切ろう」「あれ、左右のバランスがまだおかしいなー」・・・

・・・と左右交互に切っていくうちに、「ジョキッ」とひときわ大きな音がしたかと思うと、左側頭部の髪の毛の一部がごっそりと抜け落ちて、そこだけ禿げているみたいになってしまいました(泣)

「やばっ! どうしよう!!」

慌てて手や櫛で髪を梳き、突如現れた禿げ模様を隠そうとしましたが、もはやどうにもなりません。あとは後頭部の髪の毛が残っていたので、うつろな気持ちでジョキジョキ切りました。(後頭部は鏡1枚では見えず、適当に切るほかありませんでした)

「その髪型、やばいよ」

昼になったので、共同スペースの食卓に向かいました。(僕はシェアハウスに住んでいます)同居人たちの顔をちらっと見ましたが、特に気づいているようではありませんでした。

ほっとしながら昼ご飯を作り始めると、しばらくして同居人Kが近づいてきて、「髪切った?」と聞いてきました。

「ゲッ、ばれてたか。。。」と内心思いながら「うん。自分で切ったよ」と言うと、同居人Kは笑い出して「髪型ミスってるやん」

「そうかな?」ととぼけますが、食卓に着いていた同居人Yも「何か田舎のイケてないヤンキーみたいな髪型になっちゃってるよ」と一言。いや、そのコメントはひどすぎるよ・・・(笑) 2人とも僕のセルフカットに関して否定的な意見だったので、結構ショックを受けました。

食事中同居人Kが「いや、やっぱりその髪型はやばい。床屋行った方がええんちゃう?」としきりに勧めてくるので、「確かにこの髪型で買い物とか行くの嫌だな」と思い、食後すぐに床屋へ向かいました。

どこの床屋かというと・・・そう、以前このブログでも紹介した「レトロな床屋さん」です!!

助けて! 床屋さん

前回は50代くらいの息子さんに切ってもらいましたが、その日床屋さんに駆け込み「髪を切ってもらいたいんですが」と叫んだところ、お店にはお父さん(70代くらい)しかいませんでした。しかも、ソファで横になりながらテレビを見ていました(笑)

「はい、どうしましたか?」
「ええ、髪を切ってもらいたいんです」
「わかりました。中へどうぞ」
「はい。自分で髪を切ろうと思ったら失敗しちゃって」
「ハハハ、自分で切るのは結構大変でしょう。」

そんな会話を交わしながら、床屋台の前へ。それからはドキドキの20分でした。時々おじいさんが髪を切りながら「これは難しいねー。側面はバリカンでそるしかないなぁ」などとつぶやきますが、「頼む・・どうか見苦しくない程度には持ち直してくれ・・・!」と心の中で願うしかありませんでした。

そして髪切りが終わると、髪を洗う時間が訪れます。僕がこれまで髪を切ってもらっていたところでは、髪切りの前後で髪を洗ってもらい、しかも椅子に座りながら、その椅子を倒すことで頭が洗面台に達し、僕はただ横になっているだけでいつの間にか髪洗いが終了していました。

ところが、ここでは椅子に座ったままの状態で、自分から洗面台の中に首を突っ込まなければならず、しかもうつ伏せ状態なので髪を洗った水がそのまま鼻に入りまくります。

そのうえ、髪を洗う時の洗い方が結構荒いです。前回の息子さんの時もそうだったのですが、その時はただ「息子さんはちょっと荒っぽい性格なのかな」などと考えていました。しかし、今回「お父さんの方も息子さんと同じくらい洗い方が荒っぽい」ということが判明しました。やっぱり、2人は本当に親子なんですね(笑)

一応おかしくはない程度に髪を切りそろえてもらったので、お代の2900円を払ってお店の外へ。

そのあとには大学のオンライン授業が待ち受けていました。

おわりに

大学のオンライン授業のうち、これまで僕が受けていたものは「カメラオフ、マイクミュート」を義務化している授業が多かったのですが、この日はじめて「カメラオン・マイクオン」にする授業が行われました。

その名も「基幹教育セミナー」。

(先生)「それじゃあ皆さんカメラをオンにしてください」
(僕 )「えぇ・・・この髪型が見られちゃう!」

髪型に100%の自信を持てなかったので、僕はカメラをオンにしたあと顔を引き気味にしてディスカッションに参加し、誰かが発言をしたときには首を激しく上下に振って相槌を打つことで、相手に髪型がわからないようにごまかしました。

さて、今回は髪切りセット、鏡、鏡を止めるフック、い草マットなどを買った時点で7000円ちょっとのお金がかかり、さらにセルフカットに失敗して結局床屋さんに行ったためにプラス2900円かかりました。合計すると1日で10000円近くの出費、ということになります。

なかなかに高い買い物でしたが、「髪を切る」ということの難しさを身をもって知ることができたので良かったと思います。

また、鏡やい草マットに関しては、身だしなみの確認ができたり、浄化作用、安眠効果があったりするので日常をより快適に過ごすという意味で「買ってよかったな」と思いました。

髪切りセットに関してですが、2500円くらいしたので、またいつかは自分で切ってみたい気もします。でも今はとりあえず、髪が伸びたら床屋や美容室に行ってプロの人たちに切ってもらうことにしたいと思います。。。

皆さんも自分で髪を切るときは切りすぎにご注意を!(笑)

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