こんにちは! おぬまです。
僕はいま大学1年生なので、ほんの3カ月ほど前まで受験生でした。(今、自分でも環境の変化の激しさに驚いています)そのころの自分がどのように勉強していたのか、今回は特に英語についてお話ししたいと思います。いま受験生の皆さんも、そうでない皆さんも、是非参考までにお読みいただければと思います。
1.残念な結果
僕は文系だったので、「英語は安定して得点できるようにしないといけない」と先生方から言われていました。
共通テストの英語はリスニング・リーディングともに100点満点で、大学によってどちらをどれだけ重視するかは異なります。各大学は圧縮(900点満点の共通テストの得点を500点満点や250点満点にする)という方法で、合計点数に対する、重視する方の得点の比率を高めます。
文系の学生がなぜ英語をしっかり得点しなければならないのか? それは、数学や理科は得点が低くなる人も多いですが、英語は大体みんな高得点をとるから、というのが大きな理由のようです。
担任の先生は、僕に「とりあえず8割は取ろう」と言いました。それを聞いたとき、僕は「九州大学はリーディングとリスニングの比率が1対1だから、どちらも80点くらいとればいいのかな」とぼんやりと考えていました。
しかし、その考えは甘かったことが後でわかりました。高校3年生の6月に受けた模試では、リーディングが7割弱だったのに対し、リスニングは4割を切っていました(36点)。僕の左隣の席で受けた人も、同じようなものでした。その人は自分から周りに打ち明けていましたが、僕は隠しました。
ところが、いくら隠しても人のテスト結果を見ようとする人はいて、「どうせいいんだろ?」と言いながら結果を見たその人は、「・・・なんかごめん」とどこかへ消えていきました。
何が問題なのか? どういう勉強をすればいいのか? ふと疑問に思いましたが、すぐ忘れて結局何もしませんでした。
2.いろいろ迷走
とりあえず周りの人が持っていたので、7月ごろに単語帳を買ってもらいました。同じ型の単語帳を持っていた友人と、週1で単語バトル(ほかの人に日本語を言ってもらって、英語に言い換えるスピードを競う)を何度かやりましたが、そのうち面倒になって自然消滅してしまいました。
高校3年生の10月ごろには単語帳もほこりをかぶり、模試の結果は6月と同じような状態のまま。おまけに数学の点数もよくなかったので、合計点数は目標より100点以上低かったです。
ちょっと不安になってきたので、英語の先生のもとを訪ねました。(もっと早く行っておけばよかったんですが)すると案の定、「遅かったね」と言われてしまいました。
とりあえず今自分が家でやっていることを話すと、「授業プリントは見直してるの?」と聞かれました。
「いや・・・(かさばるのですぐ捨てていましたが、そんなことは言えない)」
「え、もしかして家で復習してない?!」
「はい・・・・」
「!!!」
英語の先生はかなり驚いていました。みんな家でちゃんと復習をしていると思っていたようです。
その先生に教えられたとおりに、その日から家に帰ったら授業プリントの復習(黙読1回、音読1回)をして、それからプリントを捨てるようにしました。(いや、わざわざ捨てなくてもいいんですけどね)
3.英語長文は音読がおすすめ!
そういえば小学生のころ、「音読の宿題」というものがありました。声に出すと内容が頭に残りやすい気がするし、黙って問題を解くよりもリズム感があるので、僕はこういうタイプの宿題が結構好きでした。
英語の先生からは「黙読→音読」と教えられましたが、黙読から始めると調子が乗ってこないので「音読→黙読→音読」の順に取り組むことにしました。すると、黙読から始めるよりも早く、内容が頭に入るようになりました。声に出すと、スピーキングとリスニング(自分の声を聞く)を同時にできるので、おすすめです!
僕はやることをため込む癖があるので、たいていテスト前にテスト範囲の内容の音読を一気にやっていましたが、できれば「1日1つ長文を音読」ぐらいの方が負担が少なくていいと思います。
4.リスニング
リスニングに関しては、やっぱりネイティブの音声を聞くのが一番だと思います。電子辞書に、学校の英語教材のCD音声を入れて聞いたり、さらに[radio garden]というアプリをスマホに入れて聞いたりしていました。この[radio garden]はすごいアプリで、なんと日本やアメリカだけでなく、イギリス、ドイツ、フランス、中国、ロシアなど世界中のラジオが聞けます。(おそらくリアルタイム)もっと面白いのは、前述の国々だけでなく、イースター島やグリーンランド、スリランカなどの珍しい地域のラジオも聞けるところです。
アプリを開くと世界地図が表示され、ラジオ局は緑の点で表されます。緑の点をタッチするとラジオが再生され、その地域の現在時刻も表示されます。(どれくらい時差があるのかが一目でわかる!)
一応[radio garden]のリンクを貼っておきます。興味のある方は是非使ってみてくださいね!
Appleの方はこちら→https://apps.apple.com/jp/app/radio-garden-live/id1339670993
Androidの方はこちら→https://play.google.com/store/apps/details?id=com.jonathanpuckey.radiogarden
この[radio garden]で、主にアメリカのKQED FM 88.5というラジオ番組を朝食時や寝る前などに聞いていました。(最近はコロナ関連の話が多いですが、高校2年生の時に初めて聞いたときはアメリカの福祉や外交など多種多様なジャンルの話が放送されていました)
ニュース系よりもミュージック系のチャンネルが多い印象です。中には、1940年代のイギリスの音楽を流している珍しいチャンネルもありました。
4.おわりに
これまで述べてきた様々な方法のおかげか、共通テスト本番ではリーディング・リスニングともに8割を超えることができました。
いろいろ書いてきましたが、大事なのは「文章の大体の流れを把握する」こと、これに尽きると思います。
なので、音読や黙読、リスニングをしながら素早く話の流れをつかむ作業(introduction,main,conclusionに大別するのもいいと思います)を、できるだけ多く行うことが大切です。
単語はたくさん知っているに越したことはないのですが、全部覚える必要はなく、話の内容を勘違いしない程度で十分だと思います。(大学の2次試験や大学入学後の講義では、単語帳にはないような英単語が頻出します)
僕自身、単語帳は高校3年の10月くらいからほとんどやらなくなってしまいましたが、12月にスマホに「ターゲットの友」という単語帳に対応したアプリの問題を解いてみたところ、ほぼほぼ覚えていたので、単語帳をやるのもいいですが実際の英文にできるだけ多く触れた方が早いと思います。
それでは、今回はこの辺で! 最後までお読みいただきありがとうございました! 次回もお楽しみに☆彡
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