
おはようございます! おぬまです。気が付けばこのコーナーも第3回となりました。これからも聖子さんを追いかけ続けるので、もっともっと回を重ねることになるでしょう(笑)。
さて、前回は大学受験期の出来事(電子辞書作戦や、写真集を買って感じたことなど)を話しました。今回は、大学受験を終えて高校を卒業した後の1か月間について話したいと思います。
1.まずは聴きまくる
高校を2021年の3月1日に卒業してから、4月5日の大学入学式まで実に1ヶ月以上もの春休みがありました。(いま受験生の皆さんは、これを励みにぜひ受験勉強頑張ってくださいね!)
一時期、「大学に行くのはやめて日本全国を渡り歩きながら農業をやろう」と本気で考えていた時期があったのですが、その時の計画では3月1日の高校卒業から1,2か月間は何もせずに心と体を休めようと考えていました。ところが、大学進学を選択しても1ヶ月以上の時間を手にすることができたので、試しに数日何もせずに過ごしてみました(あ、ご飯は食べてました)。
すると、「1日ってこんなに長いんだな」としみじみと感じることになりました。特に昼の14時から16時くらいの時間帯は、眠気も相まってものすごい倦怠感が襲ってきていました。その時になって初めて、「ああ、あの時大学受験を放棄しないでよかったな」と感じました。(大学進学がすべてではありませんが、少なくとも僕の場合はそちらの方が自分に合っていたと今も思っています)
数日の修行期間を経て、「さて、何しよう」となったのですが、やることはとっくの昔に決まっていました。
「松田聖子を聴こう」
もう受験勉強のことなど気にせずに思いっきり聴ける。そう思うと体が自然に踊りだしていました。(松田聖子を聴くのに、なぜか踊りは田原俊彦風)
1日5時間は聴いたでしょうか。さすがに連続で聴くとその辺で少しきつくなってくるので、外に出て運動することにしました。
2.干潟、それは最高の場所
僕はサイクリングが好きなので、自転車に乗っていろいろ行きます。特に受験生の間は何となくストレスがたまっていたので(普段はそんなにため込まない方なのですが)、よく近くの干潟に行って遠くの景色を眺めていました。
近くといっても、片道1時間ほどはあります。しかし脳内で聖子さんの歌を再生しながら漕げば、ほぼ一瞬みたいなものです(さすがにそれは盛りすぎました。でも、慣れた道を近く感じることってありますよね)
干潟に着くと、まずはトイレに駆け込みます。(干潟に行くまでの道の途中に全くと言っていいほどトイレがないため)それから、蜂がぶんぶん飛んでいる木々(危険すぎる!)の下を自転車で駆け抜けると、やがて堤防が見えてきます。ちょっとした坂道を立ち漕ぎで上ると、そこには一面に広がる東よか干潟。(あ、位置情報ばらしてしまいました)
東よか干潟はラムサール条約に登録されている湿地で、満潮時と干潮時の水位の差が日本最大らしいです。渡り鳥がたくさん飛んで来るので、バードウォッチングのためにやってきている方もそこそこいました。
この干潟はとにかく静かです。辺りに人がいないときは、鳥の声以外全く何も聞こえてこないこともあります。人がいないわけですから大声で歌っても全く問題ないわけです。(鳥はびっくりするかもしれませんが)なので僕もたまに叫んだりしてましたが、そういう時に限ってだれか来るんですよねー・・・泣
それはともかく、干潟の静けさは図書館にもまさります。そのことに気が付いてから、僕はここで本を読んだり瞑想をしたりして1日を過ごすことが増えていきました。陽射しを遮るものがないので、長時間いるとすごい日焼けします。僕は日焼けするのが好きなのでここはまさに絶好のスポットでした。
さて、話が大分横にそれていきましたが、ちゃんとつながっていますのでご安心ください。
この静かな干潟。ほとんど誰もいない干潟。そして何よりも目の前に広がる大自然。・・・これはもう、松田聖子を聴くしかない! ということでカバンからワイヤレスイヤホンを取り出し、スマホを操作してミュージックスタート!
「お、おおお・・・・!!」
僕が使っているワイヤレスイヤホンには「ノイズキャンセリング機能」というものがついていて、耳元に静かな空間が形成されるので、混雑した電車の中などでもしっかり音楽を楽しむことができるのですが、その機能に干潟の静けさが加わると、もう言葉では表せないほどいい音が耳の中(あるいは脳の中)に響き渡っていきました。
3.新たな楽しみ
干潟には大体4時間くらい滞在することが多かったです。朝に行けば昼過ぎに帰り、昼過ぎに行けば夕方に帰る。そんな感じでした。一度夕日が沈むまで粘ったことがあったのですが、その時ランダム再生していたスマホから偶然にも「SUNSET BEACH」が流れ出したときは思わず声を上げてしまいました。
この曲を、有明海に沈む夕日を見ながら聴けるなんて、最高以外の何物でもありません!
ちなみに、その時の夕陽の写真がこちら。

この日はとても神秘的な気分になって家に帰った記憶があります。そして帰宅すると、「そういえば松田聖子ってこれまでに全部で何曲の歌を歌ったんだろう」とふと気になりました。
そして、「せっかくだから時系列に全曲をリスト化してみよう!」と思ってすぐに取り掛かりました。

レコードを買った今となってはこれらの情報はたやすく手に入るようになりましたが、この時は1曲1曲ネットや本を調べて書き込んでいました。曲の数が思った以上に多かったので、とりあえず1988年のシングル「旅立ちはフリージア」(聖子さんのオリコン24曲連続1位記録の最後の作品です!)のB面まででいったん打ち切ることにしました。
1980年4月から1988年9月の8年と5か月の間に、何と189曲も歌っていました!!(映画のサントラや、「夜のヒットスタジオ」などの歌番組で歌ったほかの歌手の歌は除く。)もしかしたらまだ抜けている曲があるかもしれませんが、それにしても、ものすごい曲の数ですね!
189曲の情報をリスト化し終えた僕は、ある種の達成感を感じるとともに、「なんか物足りないな」とまたしても思ってしまいました。どうやら、今度は「もっと何かしたい」という意味での物足りなさのようです。
そこで僕が始めた新たな活動とは・・・・・・?
(続く)
最後までお読みいただきありがとうございました! 次回もお楽しみに☆彡
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